カメラボ – カメラ研究室 –リコー の新しい2台! CX4&ちょっと特殊で面白いG700

(2010.10.18)

Q……所長にカメラのあれこれをたずね勉強中のQちゃん
……あらゆるカメラに精通するカメラボ所長 Ryu Itsuki

 

 

機能アップ&ボディがさらに美しく……CXユーザーにはおススメのCX4!

 

:今回はリコーから発売の新しい2台をピックアップですね! CX4はCXシリーズ最新作ですよね。こうしてみると、シャンパン色のボディは、前の機種CX3より高級感が増していて、大人なユーザーには嬉しい感じですね。

:CXユーザーにはデザイナーさんやクリエイター関係者が多いので、お洒落度アップで嬉しいはず! それだけでなく、今回のCX4の画素数は1000万画素、28mm~140mmのZoom、そして 相変わらずRicohの液晶は綺麗で見やすいね!いつもながら、これでみると写真が上手くなった様に感じるよなあ(笑)。

:外見だけでなく中味もかなり変わったんですね?

:そう。一番の改良点はS-AUTOだね。シーンに応じて自動で撮影設定が切り替わるようになった。人物、スポーツ、接写、風景等をカメラがかってに判断して撮影してくれるので何も考える必要が無いんだよね。便利なんですが……

:ならばシーンモードは要らないのでは……?

:それがね〜〜……このオート、カメラ独自の判断基準があるらしく……(思い出し笑い)……

試し撮りしたら、ある人物を撮影した時、普通は人に向けてるんだから「人物」モードになるはずなんだけど……なぜかその人の時だけスポーツモードになったっていうんで大笑いになった(笑)……

:ありゃりゃ(苦笑)

:だから、一回やって「あれ?」という時はマニュアルでシーンを選ぶ選択も必要かも。でも僕はオートばかりに頼りきるのはどうか?と思ってきたし、他社のカメラだってそういうことは多いと思うから、そういう時こそレベルアップ、勉強チャンスだよね! 機械は100%ではないからさ。PCで文字変換だってそうだよね。

:それはありますね。やはり、易きに流れるだけでなく、急ぐ時は使えて便利だけど、やはり基本知識は押さえておく方がいいという……

:そう、それと、クリエイティブモードのクロスプロセスも新しいね。これは普通の風景があり得ない画像に変化して面白い効果が生まれるんだ。今までもPCで処理すれば出来たけど、撮った写真を そのままプリントに出すユーザーには嬉しいモードだと思う。

:PC処理が出来ない人には助かりますね。

:あと、ピクチャライズ機能も付いている。これも普通の風景をまるで模型の街の様に見せるから楽しめるね♪

:本当だ!! いろいろ遊べる感じに進化しているんですね〜〜。いいなあ……。

:そして、DRと書いてあるダイアルで撮影すると、コントラストの大きい場面を目で見た様に暗い所を明るく、白飛びの所を押さえて綺麗な画像にしてくれるのが嬉しい。逆光やビルの谷間等での撮影ではここを使うと良いと思うよ。作例が有りますから参考にしてください。

:目で観たように、っていうのは案外忘れられがちの機能で嬉しいですね! だって撮ってみたら全然考えていたのと違うよってよくありがち……。それも面白さだけど、やっぱり見たままを撮りたい時も多いのだけど、私のようなド素人には、ハウツーがわからないからいつも泣き寝入り(笑)。

それで、このカメラはズバリ、どうでしょうか??

:コンパクトで使いよく、画像も美しいので、カバンに入れておくカメラとしては最適だね。どのカメラを買うか、迷ったらおススメです。

もちろんCXラバーは使いなれている上にボディが美しくなって機能もアップですからぜひ!

2台のRICOH CX4とG700 外観。
液晶画面 3.0型の明るくて見やすい画面92万ドット。
 
シーンオートモードやクリエイティブモードの付いたダイヤル。
 
クリエイティブモードは、ここで選択できる。
 

 

CX4のDR(ダイナミックレンジ)無しで撮影。夕方の有楽町駅前、逆光で黒く潰れている。ISO200? F3.5 1/320秒
ダイナミックレンジで撮影 シャドウ部分がはっきりと出てきた。ダイナミックレンジでは、露出を変化させて2枚の静止画を撮影しそれ ぞれの適正部分を合成して保存します。なので人間の眼で見た感じに近い画像が撮れます。 ISO200 F3.5 1/290秒