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パレットはカラーワークスのショールーム。ビルのあちこちにがペイント作品。 |
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絶妙なニュアンス、色のセンスが抜群のFARROW&BALLのペイント。 |
今から約3年前、東神田アガタビルの『マルクト』のオーナー塚本太朗さんが「このあたりはこれから楽しいエリアになると思うよ」と教えてくれました。『フォイルギャラリー』と『マルクト』だけだったアガタビルに、そのあと次々に新しいカフェや雑貨屋さん、ギャラリーをはじめ、ものづくりをする人がたくさん集まってきて、お隣にはカフェ『フクモリ』が誕生、おいしい食を提供するだけでなく、ライブやイベントを定期的に行っていて、あちらこちらからさまざまなお客さんが集合するようになりました。人ごとのように書いていますが、実は私も足しげく通っている一員です。
そんな東神田に週末、新しい仲間が誕生しました。名前は『カラーワークス パレットビル』。築50年の古いビルを『カラーワークス』がペンキで丸ごと改装。ショールームやオフィス、ギャラリー、レストラン、デリなどが入っています。28日(金)のオープニングレセプションがあったので、行ってきました。
『カラーワークス』は、イギリスのペイント&壁紙「FARROW&BALLS(ファローアンドボールズ)や1488色のオリジナルペイント「Hip」、「シャーウィン・ウィリアムズ」などを扱う、色のショップ&ショールーム。
『レーネア』は、『フクモリ』のオーナーさんがプロデュースするイタリアンレストランとデリ。レストランでは、六本木『ヂーノ』や南青山『カ・アンジェリ』で活躍したシェフ佐竹弘さんが全国を巡って手に入れた食材を、「本日の夕食」というたったひとつのコースで提供。デリはアンティパスト・パスタ・ドルチェなどを、14〜28種そろえるイートインスタイル。
そして、ギャラリーは毎月、アーティストのお部屋をイメージしたスタイルで作品を展示。第1回はロンドンから帰国したばかりの写真家Kiyotaka Hatanakaさん。ロンドンのコロンビア・ロード・フラワー・マーケットで撮りためたポートレイトを展示。壁紙や家具と正方形の額に入ったモノクロ写真とのハーモニーがとてもすてき。無機質な白いギャラリーでの展示とは違う楽しみ方ができます。
そして、最上階=屋上には小さなデッキテラスがあります。問屋街東神田の混沌としたビル群を見下ろしながら、夏の風を楽しめるフリースペース。1階のデリで買ったものでアペリティフを楽しむこともできます。
十人十色。人が持つそれぞれの色と色が集まって混ざる場所「パレット」でありたいと名付けられたパレット。これからいったいどんな人たちが集まって、どんな新しい作品を、ストーリーを生み出して行くのか……。1色として、東神田のパレットに色を添えてみるのも楽しそうです。
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階段の側面も色の展示スペース。 |
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フロアごとに階段の色の微妙なグラデも変わります。 |
カラーワークス パレットビル
住所:東京都千代田区東神田1-14-2
RF roof terrace オープンエアスペース
4F palette gallery パレットギャラリー
3F color lab カラーワークスオフィス
2F wall lounge ショールームラウンジ
1F deli『Alimentare e Bar Renea(レーネア)』
BF ristorante 『Ristorante Renea(レーネア)』