籾山由美の東京-島根 小さな暮らし鋏を入れずに作る、リボンの
クリスマス・リース。

(2012.12.18)

リボンでリース。
今年は違う素材で作ってみましょう。

このコラムは早くも3回目を迎えます。少しづつですが籾山の色が出て来たように思い、積み重ねるとはこういうことかとも考えます。でも読み返すと誰にも見せられない日記のように書き綴っていてなんだか今更ですが気恥ずかしくもありますね(笑)。

ところで今年は今までになくフルダッシュで駆け抜けた1年でした。毎日のように出かけ、毎日のように新しい人と知り合い、毎日のように刺激を受け、さらに感動で涙が流れてしまう程のクリエーターの方たちの作品群に出会い、人の力強さと柔軟さを教えてもらいました。吸収する事の多い本当に充実した1年でした。これから年末を迎える少しの期間、お休みを取って来年に向かっての充電期間にするつもりです。皆さんはどんな1年だったでしょうか? 何も起こらない1年もとても大事な日々です。来年も健やかで笑いの多い良い年である事をお祈りいたします。

今年のリースはリボンを使って作ってみました。鋏を入れずに作るリースです。つまり出来上がった後、ほぐせば元の長いリボンに戻る節約モードの仕組みです(笑)。リース用の植物が手に入らない方にはお勧めです。小さければオーナメントとしても良いですね。ただ、見た目よりはかなりの長さを必要とします。初めての方は芯になるリングの径の小さい物を選んで下さい。使用しているリボンは『木馬』と『リボン・ワールド』のもの。『木馬』は、世界でも評価されている日本のリボンメーカーです。上質で常に新しいデザインを発表します。私のお気に入りです。『リボン・ワールド』は、ヨーロッパのリボンやラッピングペーパーを扱っている会社です。『リボン・ワールド』ならではのセレクトがいつも心に残りどれも欲しくなってしまいます。卸販売専門ですのでフランスのリボンに興味があったら『ラテリエ デュ ルバン』にアクセスしてみるのもよいかも。
(BGM テレサ・ブライト 『ハワイアン・クリスマス』)

『木馬』
『リボン・ワールド』(卸販売専門)『ラテリエ デュ ルバン』

両端にワイヤーが入っていて形を整えるのがとても便利です。最近は良く出回っていますが購入の際は確認して下さいね。
かぎ針編み要領でリボンを編みます。

まず最初に芯になるステンレスのワイヤーを切ってリングを作っておきます。それを芯にかぎ針のリングこま編みのやり方でかぎ針ではなく直接指を使ってリボンを編んで行きます。このリボンは幅が広いので指にリボンをかけるのが難しいと思います。リボンの幅を寄せて指にかけると簡単です。幅の広い物はゴージャスに見えますがリボンの長さもかなり必要とします。分量を把握してから作りはじめて下さい。素材によってはシワがアイロンで戻らない物もあります。後悔しないようにお試しも必要ですね。

芯はステンレスのワイヤー、オーバル外径約26㎝x23㎝ リボン幅約4㎝x長さ20メートル

『ハマナカ』のリングこま編み動画 編み目記号と編み方

ギャザーを寄せてリースにします。

リボンのワイヤーを抜けないようにしながら引っ張るととても綺麗なギャザーができます。これを利用しなくてどうしましょ! ぐらいに綺麗です。50㎝に切ったリボンにギャザーを寄せてクルリと捻っただけです。そこに『ハマナカ』のリッチモアシリーズというヤーン240㎝を8本に追ってそれを加えて出来上がりです。10分かからない作りです。簡単でしょ? でもワイヤー入りでないと手縫いでギャザーを寄せる事になりますから購入の時はくれぐれも注意を。リボン幅約5㎝x50㎝ リッチモアの糸240㎝

『ハマナカ』

ワイヤーを引っ張リ過ぎてリボンから抜いてしまわないようにして下さいね。元にはもどせませんよー。
リボン幅を変えて指編み。

私の好きな楕円形にしてみました。このリースも銀のリボンと同じくステンレスのワイヤーを芯にしてリボンを指でリングこま編みをしています。幅が違うと印象が違うので作っていて楽しいですね。ただし円形よりも芯のリングが大きいのでリボンの長さを必ず確認して下さい。ホームセンターで売っているワイヤーは好きなサイズにできるので使っていますが、最初からリングになっているタオル掛けの取手などもいいでね。ワイヤーより太いのでふっくらしたリースが出来上がります。リボン幅6㎝ x 20m

こちらも『ハマナカ』のリングこま編み動画 編み目記号と編み方をご参考に。

オーバルは私の好みです。芯はステンレスのワイヤーなのでダイヤの形や四角形も可能。