籾山由美の東京-島根 小さな暮らし準備着々、バックのお披露目。OZONEクラフトマーケット。

(2011.04.29)

5月2〜5日(月〜木)の期間『OZONE クラフトマーケット 2011』に参加する私はダッシュで作品作りです。リメークの作品です。このコラムで2月24日にアップしたコサージュのシリーズも出展します。素材の中心は着古したデニム。私は数えきれないほど洗濯したデニムの感触がとても好きです。買ったばかりのときは固いくらいの感触のGパンが、トロリと手を包みます。パリッと新しい物はなんでも気持ちの良い物ですが、使いこなしたアイテムも捨てがたい。もともとケチンボの私ですから、捨てるときもぎりぎりまで何かに使えないか頭をひねります。そういうときは雑貨でも洋服でもなんでもリメークする事に燃えますね。始めると一心不乱です。周りが見えなくなることもあり、いいのか悪いのか。笑)ところで、<OZONE クラフトマーケット>は 4月28日(木)から始まり5月8日(日)まで催されます。4月28日〜5月1日の1期、5月2〜5日の2期、5月6〜8日の3期に区切って手作り作家の出展が変わります。1〜3期全てに足を運んでも楽しいでしょう、お気に入りのクリエーターを探して見に行くのもいいですね。ただし欲しい物はその場で購入しないと似た物はあっても同じ物がありません。欲しいと思ったら決断を! 手作り好きの方、ぜひ足を運んでくださいね。

 
 
 
 

 
ゴーストバスター・バック


 

映画『ゴーストバスターズ』の大ファンの私。そのときに出てきたゴーストを意識して作りました。ボタンを外す事で入れ口のサイズが変わるように最初のデザインのまま残してあります。袖口はミシンで縫い合わせ、携帯や小銭入れなどを整理して取り出しやすいように考えたデザインです。

作り方

1、襟付きシャツのおヘソあたりをざっくり鋏で切ります。その切り口に合わせてエプロンの肩ひも部分を底としてミシンで縫います。底は2度縫いをしてくださいね。本など重さのある物を入れた時安心です。底部分の布地の切り口はタタキミシンと言ってほつれを防ぐミシンを念のためかけておきましょう。縫い代が多めに取れない時は、タタキミシンが難しい事があります。そんな時は布の切り口に接着剤を塗っておけばほつれません。
2、プラスチック素材を襟幅、襟ぐりに合わせて切り、襟の中に入れます。これで襟が立ちます。
3、襟に縞柄のエプロンの一部を取手として縫い付けます。完成です!

スイカ・バック

素材は、ゴーストバスター・バックで切り落としたシャツの残り部分とサロペットタイプのスカートの上部を使って作りました。スイカは運ぶのに重くて既存のヒモ袋では指が痛くなります。そこで考えたスイカ・バック。サロッペットの肩ひもが指の痛みを軽減してくれます。長さも調整できます。スイカを丸ごと買うのが好きな人には大事なアイテム、2kg可。本気です!笑)

作り方

1、最初に外側のヒモの袋を作ります。荷造りヒモを1,2mの長さに12本切り、その束のヒモの長さ半分の所をしっかりヒモで縛ります。
2、そこから隣り合わせのヒモ同士を揃えて輪を作りヒモの切り口を2本揃えて輪に通して締めます。その結びを順番にして行きます。一周したら2週目、3週目と結んでいき、スイカが入る大きさになったらそこで一休み。
3、オレンジの切り落とした布の切り口を縫ってギャザーを寄せ、しっかり留めます。
4、サロペット肩部分と切った裾の部分をミシンで縫合わせます。家庭用ミシンではミシンが壊れる布の厚みですから注意してください。動かないなと思ったらやめ時です。ミシンの代わりに手縫いでまつり着けて下さい。
5、2で作ったヒモをオレンジの裾に補強を兼ねて通します。通し方は12本を6本の束にまとめてその束を、オレンジの裾の中に通します。
6、荷造りヒモが裾から出てきたらヒモの束で輪を作り、ヒモの切り口の束を輪に通して締めて結びます。完成です!
 
 
 

 
 
 
フニャフニャ・バック

両肩を何気なくつまんで持ち上げたところ、たらりと下がる素材の雰囲気が綺麗だなと感じ、それを生かせる方法でバックを作ってみました。如何せん、薄い生地のためにバックにしてはなんだかひ弱。固い装丁本を入れると角で布が破れそうです。そこでデザインも兼ねてあちらこちらに力布を充てています。

作り方

1、前ボタンはそのままにしておきます。その内側に小物の整理のためのポケットを生成りの天竺で作ります。
2、身ごろ一周するリボンをミシンで縫い、そのあいだに黒のベッチンを縦に日本縫い幅の広い飾りミシンで縫いたします。
3、バックの底になる部分は裾をミシンで縫っておき、当て布のベッチンをしっかり縫い合わせます。
4、取手になる革を、本体の肩の布が重なって縫ってある丈夫な場所を選んで手縫いで留めます。布が弱くて不安な場合は留め着けるところに力布を加えて縫うと良いですね。袖は切ってデザインし直しても素敵ですが、写真のように結んでおくだけでも面白いですね。完成です!

 
ゴキンジョプラプラ・バック

近所でちょっと買い物、近所でお散歩、そんなときに便利な小ぶりのバック。もともと幼児サイズの小さなGパンでした。あまり着ないうちに大きくなってしまい履けないからと友達から譲り受けました。お尻のポケットの部分だけを使っています。

作り方

1、お尻のポケット部分を切って2枚にします。
2、その一枚をフタ代わりにずらして前に乗せます。バックの後側にもポケットが付いたままです。
3、形を確認したら脇、底にマチとして好きな布を当ててミシンで縫います。
4、取手に革を1㎝幅に切って手縫いします。絹糸を使うと途中できれますから木綿糸60番手を2本取りで縫って下さい。出来上がり!

ゴキンジョプラプラ・バックOS2

Gパンの前部分を使っています。ボタンもファスナーも通常通りに使えます。入れにくいときに開くとすんなりデカ財布も入ります。入れたらもちろんファスナーは閉めて下さいね。笑)

作り方

1、バックの深さを決めたらウエストから鋏を入れて前ズボンを切ります。
2、ファスナーとボタンの位置を中心に折ります。後はミシンをダダっと縫うのみ。ただし切りっぱなしですから、飾りミシンを兼ねて3回縫って下さい。ピンキング鋏で飾り切りをしても楽しいですね。
3、取手はコルセットみたいなベストの前立て部分を利用しています。フックもそのまま残してベルト通しに通してミシンか手縫いで輪にして下さい。出来上がりです!

マイ シュウキンブクロ

レシートや請求書などを入れておくのに便利な私の集金袋。だらしない私は領収書を良くなくします。くちゃくちゃにもしていました。でも決めた袋があるとさっとシワを延ばして入れておけます。このバックの特徴はファスナーは取手から角を曲がってバックの底まで降りる事。レシートは買い物量によって短かったり長かったり。サイズの違う紙物をまとめておくのに気楽です。もちろんお財布に使ってかまいません。フタ付きのポケットは小銭入れに丁度良いです。

作り方

1、お尻の部分の股下を切らないで残し、脇に鋏を入れます。
2、底を縫う前にファスナーの仮縫いをしてミシンで縫います。
3、ポイントは角を通るファスナーが開閉できるということ。角に合わせてファスナーの縫い代を90度に曲げます。
4、余った縫い代をファスナーがミシンに噛まないように避けながらたたみ、仮留めしておきます。
6、仮縫いの上からファスナーにミシンを掛けます
7、取手は厚手のフェルトのダッフルコート。袖の縫い合わせの端切れが残っていました。これを手縫いつけて終了です!

OZONE クラフトマーケット 2011
http://www.ozone-craft-m.com/