クリエイティブスペース
『THE TERMINAL』オープン。

(2011.08.09)

原宿の竹下通りと明治通りの交差点、1本南に入った商店街沿いに『THE TERMINAL』がオープンしました。ここ1年の間にオープンした日の出桟橋『TABLOID』、蔵前『MIRROR』のような大掛かりなクリエイターズスポットと予想しておりましたが、1Fがギャラリー、3Fがカフェ&フリースペース、ルーフトップと両者ほど規模は大きくありませんが、立地、料金の面からも間口が広く立ち寄りやすい印象です。

『THE TERMINAL』はクリエイティブ・スペース。フロアの中央、大テーブルにはMacが6台。窓に向かって約10席、そのほかテーブル席、で全40席。Macのうち2つはWindowsOSが搭載。コピー機&プリンター、ロッカー完備で6名用のミーティングルームも2つ。一人150円で会員登録、1時間190円で、これらの設備が自由に使えて、コーヒーなどのソフトドリクはフリー。しかもコーヒーはBUNN社のインスタントコーヒーマシーン使用で、浅煎り、深煎りの2種が選べます。販売のビール(500円)は『ブルックリン ブリュワーズ』、フードはパニーニ。流れる音楽はミュージシャン、松田”CHABE”岳二さんのセレクション。

ちょっと見たところ気の効いたカフェが併設された『アップルストア』かなー、という感じですが、インターネットができるいわゆる「漫画喫茶」「ネカフェ」とは趣を異にする心地良さ、快適なデザインが特徴的です。

 
 

月刊『本棚』? Book Me!
コーナーに注目。

またフロアの一角に本棚コーナー『BookMe!』があります。ここは編集者の柴田隆寛さんがプロデュースする本棚。月替わりで話題のクリエイターがディレクション、棚に置く本を選ぶ、いわば雑誌みたいな本棚。今月はGraffの柳本浩一さんによるディレクションで、60年代〜70年代のアメリカの雑誌や、そのころのアメリカをフィーチャーした日本の雑誌が中央に置かれてます。「環境やエネルギー、カルチャーなど今、みんなが気にしていることは、アメリカのこの時代にもみんな考えていたことなんだよね」と考えながらのセレクションだといいます。

本棚の右半分は、柳本浩市さん本人のスクラップブックがずらり。「Charles & Ray Eams」「Le Corbisier」「Girly Culture」とタイトルを見ただけで気になる名前のぶ暑いブックの中には国内外の雑誌がスクラップされていて、これを見るだけでも相当面白いです。

ターミナル、という言葉には「終着駅」の意味があり、都市で生活する人々のよりどころとなるような場所がコンセプトだといいます。また、旅のようにいろいろな出逢いのあるスペースでもありたいというテーマもあるようです。ちょっと食べて飲める。気持ちのよい音楽が流れていて、Macがある。ミーティングや仕事、勉強ができる。自分の好きなように使える場所が『THE TERMINAL』です。面白くなるもならないも、自分次第である、
と観察しました。

 

基本料金

会員登録 ¥150

30分 ¥190
3時間パック ¥1050、延長30分 ¥190
5時間 ¥1500、延長30分 ¥190
深夜5Hパック *23:00〜27:00 5時間 ¥1500、延長30分/¥190
ミーティングルーム使用料金 30分 ¥500、延長30分 ¥500

THE TERMINAL(ザ ターミナル)
Tel.03-5772-8523
住所:東京都渋谷区神宮前3-22-12 3F
24時間営業
不定休
http://theterminal.jp