奥様のために手作りしたアンティークレースのウエディングドレス。

(2009.07.16)

パリの蚤の市で買い付けたアンティークレースを施した『マリア エ マリエ』のドレス。今日は、こちらのアトリエ兼オフィスにお邪魔して、実際にドレスを見せてもらいました。
実は、西敏裕社長が、ご自身の結婚式の準備をしながら、思い描いたドレスと出合えなかったことが、ブランドの立ち上げの後押しになったとか。西社長は、アパレル業界での長年の経験を生かし、奥様のために、手作りのウエディングドレスを製作。いくつものアンティークレースを縫い合わせたドレスは、独特の雰囲気を醸し出す、高貴な一着に。アンティーク風のドレスは多々あれど、本物のアンティークレースをこれほど贅沢に使い、ディテールまでこだわり抜いたドレスにはなかなかお目にかかれません。このドレスがひとつのきっかけとなり、2009年2月、ブランドが立ち上がりました。

『プレスルーム』(http://press.magazineworld.jp/)で記事を書いてくれている、デザインからプレスまでを手がける木村美和子さんのイチオシは、「バレリーヌ」というドレス。チュチュつきで、まさにバレリーナのよう。ボディ部分も、アンティークのレーステープを一針一針つなぎ合わせて一枚の布にしています。チュチュをはずすと、薄いチュールを7枚重ねた軽くてやわらかいボリュームのあるAラインドレスに。お色直しとして、「バレリーヌ」で登場もかわいいかも!「パンプスをバレエシューズにして、ヘッドドレスも大きめのレザーのリボンにするなど、合わせる小物のコーディネイト提案もおまかせください」(木村さん)

欧米における結婚式の慣習、『Something Four(サムシング・フォー)』。これは、「Something Old(=なにかひとつ古いもの)」、「Something New(新しいもの)」、「Something Borrowed(借りてきたもの)」、「Something Blue(青いもの)」、これらを結婚式で花嫁が身につけると幸せになれる、というもの。『マリア エ マリエ』は、この慣習を取り入れて、アンティークレースを使い、今までにない新しいデザインのドレス作りをしています。

これが、社長が奥様のために手作りした、「マリア」。長年の経験と奥様への愛情が作り上げた最高の一着。レンタル441,000円、オーダー798,000円~。
「バレリーヌ」。ソフトなチュールをふんだんに使用した適度なボリュームのAライン。レンタル346,500円、オーダー598,500円~。
チュチュを取り外したバージョン。シンプルな中にも可憐さのあるドレスに。小物の合わせ方次第で、バリエーションは無限。
フランスで買いつけてきたアンティークのワンピースをリメイクした膝丈のドレス。ガーデンウエディングや二次会にも活躍しそう。
アンティーク風の加工を施したレザーのヘッドドレスやグローブ。淡いピンクが、アンティークドレスに良く合います。
プレスルームでお馴染みの木村美和子さん。「ウエディングドレスや小物から、ゲストの方のコーディネイトまで、幅広く提案していきたいです」

他にも、アトリエ兼オフィスであるこちらには、アンティークならではの風合いのドレスや、それに合わせるボレロが多数並んでいました。差をつけたいなら、絶対にこんなアンティークドレスがおすすめ!

次回は、昨年『ザ・ペニンシュラ東京』で行われた西社長と奥様の結婚式当日の様子を紹介しますので、お楽しみに。

 

Maria et Mariee マリア エ マリエ

Tel. 03-5232-0730
東京都港区麻布十番2-13-9 クレスト麻布602
http://www.maria.mn/index.html