家族は大事、しかしそれぞれ別行動の実態。現代家族の問題は何か。円満家族代表、梅宮一家が語る家族の絆。

(2010.07.23)

『家族力研究所』の発足とともに、円満家族の代表として梅宮一家がトークショーをするとのことで、取材に行ってきました。

『家族力研究所』とは、AIGエジソン生命保険株式会社が「家族」に着目し、「家族の絆=家族力」の向上を目的とするCSR活動の一環として発足したもの。
現代家族における「愛情バランス」の意識調査・研究や、家族力の向上を目指した活動= “ファミ活”を行うことを目的とした新たなプロジェクトだそうです。

AIGエジソン生命『家族力研究所』発足記者発表会。

今回発足した家族力研究所の活動概要は、1.ファミ活推進部、2.ファミ活調査部、3.ファミ活サポート部の3種類の部門で構成されています。

 
1. ファミ活推進部

ファミ活推進部では、「家族力研究所公式サイト」を立ち上げ、生活に役立つテクニックを、共有して楽しむサイト「nanapi(ナナピ) 」と連動し、一般投稿による「家族力アップのためのレシピ」を数多く紹介しています。

 
2. ファミ活調査部


ファミ活調査部では、家族社会学研究者として著名な中央大学 文学部 山田昌弘教授を主席研究員とし、現代家族における「家族力」、「愛情バランス」の実情を探り、ファミ活を推進する社会的意義を創出し、円満家族へ導くための解決法を提唱。
尚、『現代家族の「愛情バランス」の意識調査』の一部は、「家族力研究所公式サイト」で紹介しています。

 
3. ファミ活サポート


ファミ活サポート部では、AIGエジソン生命社員が、社会貢献活動も積極的に行いながら、家族力向上の重要性を世の中へ訴求し、ファミ活を通じて円満家族を増やしていきます。

 
主な活動としては、子宮頸がん予防のため、「ティール&ホワイトリボン」キャンペーンの支援を行っています。子宮頸がん予防に関する小冊子を制作し、全国の営業社員を通じて4 万部以上配布。また、AIGエジソン生命の専用サイト内に「ワンクリック募金」、「ティール&ホワイトリボン・クリック募金」を設け、1クリックするごとにお客さまにかわって1円を「社団法人ティール&ホワイトリボンプロジェクト」および「特定非営利活動法人・子宮頸がんを考える市民の会」へ寄付しています。


また、「家族力研究所」では、多様化社会における「家族の絆」の実態を把握するため、全国の既婚男女1,000名(20~49歳の男性有職者500名、女性有職者250名、専業主婦250名)を対象として、『現代家族の「愛情バランス」意識調査』を実施。

本調査において、現代家族は「家族の愛情」をバランス良く保つようなコミュニケーションが不足していることが明らかになりました。「愛情バランス」とは、思いやり度・やすらぎ度・信頼度・密着度・適応度の五大要素から構成され、家族のバランス度合いを計る指針となるものです。

「婚活」「格差社会」の提唱者でもある、山田昌弘(やまだまさひろ)教授。今回の調査では、設計協力・監修を行った。調査内容の講演。

現代の家族に多くみられる問題パターンとしては、
思いやり度・密着度が低い「無関心型」(37.4%)、
密着度が高く、やすらぎが低い「家族疲れ型」(7.3%)
信頼度が低い「低信頼型」(9%)、

の三つがあげられます。と山田教授は話します。
「無関心型」は、信頼度だけは高いが、家族がバラバラに行動しがちなケース。三家族に一つが当てはまる問題ケースです。一口に信頼といっても、家族だから信頼できるという時代ではなくなってきている今日。家族みんなで「誕生日を祝う」ことや「結婚記念日」を一緒に過ごすなどを大切にし、実践することが大切です。

「家族疲れ型」は、密着度が高い(家族で過ごす時間が多い)ゆえに、一人の時間を所望するケース。家族の中でも、一人の時間を作ること、家族一緒にいることを義務と感じ無理をしないようにすることが大事です。

「低信頼型」は、相手への信頼度が低いため、全てに対し悪影響を与えているパターン。特に夫婦間で多いのが、「携帯をみる」「うそをつく」「根に持つ」等の信頼関係に関わる問題。まずは上記三つを避けるのを前提に、相手を信頼するところから始めましょう。

これら上記に当てはまる家族は、「愛情偏重家族」といえるそうです。
仕事やお金が最優先事項だった昔と比較し、現代では家族といった存在の必要性を求める声が強い一方、その実践課程でうまく行っていないことが多いよう。
家族の関わり方について、一度立ち止まって考えてみる時期なのかもしれません。

今回は、そんな現代家族の問題もいざ知らず、芸能界きっての円満家族代表の梅宮さん一家のトークショーも。

 

トークショーのようす。話している最中もこの笑顔!
写真撮影でもポーズをとったり、話したりわきあいあいの雰囲気。

 
梅宮さん一家は、梅宮辰夫さん、梅宮クラウディアさん、梅宮アンナさんの3人家族。
トークショー開始早々、前日まで沖縄旅行に家族で行っていたと話してくれたアンナさん。
写真をみればお分かりのとおり、小麦色にこんがり綺麗に焼けています。
さっそく、家族円満の秘訣は?と司会者の質問に、辰夫さんは、家族の中の決め事として正式に決まってはいないが、「一日一回話をすること」と、「ケンカをよくする」ことと答えていました。

また今回の調査にもあるとおり、「ウソをつかない」ことも重要だとか。お互い信頼していることが前提で円満家族が成り立っているのだなとしみじみ。
また、辰夫さんが、沖縄旅行の帰路に那覇空港にて、アンナさんが「変な男にひっかからないように」と七夕の短冊に書いたことを暴露。今は孫が一番の安らぎという辰夫さん。

現在一番の関心事は、アンナさんの旦那さんのことなのだとか。これを受けて、アンナさんも苦笑。両親をみて、夫婦や家族の良さを実感すると答えたアンナさん。自分は一人っ子なので三人は子供が欲しいそう。いい人にめぐり合えればとのことで、トークショーは名残惜しくも終了しました。

トークショーを聞いて改めて感じたのは、ざっくばらんに話す気さくさが家族間であること。トークショー中というのを感じさせないくらい自然な会話は、見ていて微笑ましくなるものでした。話が脱線して、クラウディアさんの習い事、フラダンスの話題になったりも。一人の人間として、お互い「話す」ことがいかに大切かと考えさせられました。

この機会を大切に、「家族」について改めて考えてみたいですね。
「家族力研究所」としては、今後は「家族力研究所公式サイト」にて家族に関する情報が発信されるとのことなので、こちらも要チェックです!

梅宮さんご一家、山田教授、ありがとうございました♪