『オールデン』の復活です。だいぶ期間が空いてしまったのでおさらいしますと。
オレと『オールデン』の出会いは、中学生の時。メンズクラブやポパイで掲載されているのを見て「なんやこれ～！　めっちゃかっこええ」と衝撃を受けたのが始まり。

当時、バスやコールハンなどの高級輸入シューズが高くて手が出なかったころ、それよりもさらに高くてほとんど扱っているお店もない『オールデン』を、どうしても見たくて神戸の高架下に行きました。何軒もの靴屋さんをハシゴしてやっと見つけた時には時間も忘れてショーウィンドゥにへばりついて眺めて、店主に怒られたのを今でも覚えています。

店主に「この靴買うんか？」と聞かれ「見てるだけです」と言ってまだ見つづけました。「そんなもん、中学生のオレに買えるわけないやん！神戸までの電車賃がやっとじゃ！」と心の中で呟きながら「いつかこの靴を買ってやる！」と心に誓い、はや30年、買った『オールデン』は50足を超え、なんと今回『オールデン』の看板をしょって撮影。罰があたりそうです。

そして今回は『オールデン』のロケ場所に選んだのは、なんとまさかまさかの「フリッツ・ハンセン　ショールーム」クリスマスツリー『オールデン』の番外編のあの、オシャレな空間です！　それにしても日頃の行いが良いとしか言いようがありません（笑）

photos : left / right クリックでそれぞれ拡大

コードバンタンカースブーツ、こいつは『オールデン』好きなら憧れちゃうモデル。
ソールも革底ではなくラバー仕様なのでほんとに
気がねなく履けます。といってもコードバンなので雨の日
にはご注意を！ 着こなしですが今度はうんとカジュアルにいっちゃいました。
ニットはインバーアランのクレージーパターン、シャツは50年代製ラングラーのネルシャツ、ニット帽はUSEDのミックス柄パンツはＬＬビーンの60年代製コーデュロイハンティングパンツ、マフラーはロベルトコリーナのカシミヤです。
みなさんこれは撮影のためにコーディネイトしたとお思いでしょうが、普段からオレはこのかっこでよく街をふらふらしています。
見つけた人は気軽に声を掛けてください。
（野次はやめてや！）

right 写真、見てみて。モカシン縫いの部分がたまりません。バーガンディ（No.8）の色をもあいまってほんまにええ出来ですな～。

　
　

番外編　プレスルームにて。

『ラコタハウス』の伊藤さんにお願いしてまずは採寸。

まずは、今回お世話になった『ラコタハウス』の伊藤さんに採寸してもらいました、右足と左足ではサイズが違うんです。僕の場合長さは5ミリ強違い、ワイズもEとD、さらにアーチ（土踏まず）を計るんです。その3つを考慮してサイズを選んでもらいます。正にシューフィッターですな！！

実物を見るべし、特別仕様のVチップ

『オールデン』はなんと今年で125周年。その特別仕様のVチップ。この色、わかりづらいですが、「ダークブラウン」本来は、ブラックとバーガンディしかないんです！！　是非実物見て下さい。俺も気になってますぅ！

　

SPECIAL THANKS !

stylist：yuzo nakamura, hair&make：norihide kose, photo：MACH