ECO(いい子)ぶっていない!『企業対抗ゴミ拾い大会』

(2009.09.14)

仕事も休みの日曜日。雲ひとつない日。
そんな日にはゴミのひとつでも拾うか、と思う人ってほとんどいないと思うのですが、休みに集まってひたすらゴミを拾い、その量や質で競い合うイベント『企業対抗ゴミ拾い大会』に先日、我々マガジンハウス新人チームは出場して参りました!

二日酔いで参加のターザン編集部渡部先輩。炎天下にニット帽、のストイックなパフォーマンス。

マガジンハウスから参加したのは、小倉先輩(1年ぶり2度目の参加)、渡部先輩(初参加)、港こころ(初参加、新入社員)、山本有紀(初参加、新入社員)、矢野一斗(初参加、新入社員)、の計5人。全体では28社から240名が参加する大イベントでした。東京駅から送迎バスに揺られて約1時間半。あっという間に富士山のふもとの「富士山クラブもりの学校」に到着しました。そこで口数少なに配給されたお弁当をほおばり、いざ開会式。審査委員長のルー大柴さんやアルピニストの野口健さんが登場し、大会趣旨をおもしろく説明してくれました。

開会のスピーチをするルー大柴さん。イングリッシュが炸裂し、みな和やかムードに。
一同笑。
大会公式Tシャツも配布されました。
コスプレをして参加をするチームも。

そしていざゴミ拾い開始。歩きまわってゴミを探します。ところが森を見渡してもなかなかゴミが見当たりません。「何年もやってるからもうゴミもなくなってきてるのかもね。」なんて悠長なことを話していると、近くでゴミ探しをしていたチームのゴミ袋が土だらけのゴミでいっぱいになっているのを目撃!

掘るんですね。ゴミ拾いでなくゴミ掘りだと気づいた私たちは軍手を真っ黒にして掘りまくります。

ゴミ掘りの図

なんの当てもないのに、掘ると何かしらは出てくるもので、大昔のUCCコーヒーの空き缶
やら瓶、プラスチックの破片などが次々と出てきます。

しかし一方で他のチームでは、注射器やバイクなど、危険または大型のゴミを掘り出しており、このままでは勝ち目がないマガジンハウスチーム。小倉先輩がガレキを掘り出し始めたのはその頃でした。開会式でも伝えられていたことで、ガレキは今回の審査の対象外のゴミなのです。しかし小倉先輩はガレキを掘り出し続けます。「ガレキもゴミだから掘り起こそう。積んどいたら後で回収くるでしょう。」の大人な一言に、チーム一丸となって審査対象外のガレキを掘りまくります。そしてタイムアップ!

集められたゴミの山。
優勝のケンタッキーフライドチキン社!

閉会式です。審査委員長のルー大柴さんから審査結果の発表です。
優勝したのはなんとマガジンハウス! ではなくケンタッキーフライドチキン社でした。
大量の注射器を掘り当てたのが決め手だったそうです。

マガジンハウスチームも、審査を度外視したガレキ掘りが評価され、「together賞」なる賞をいただきました!

ひたすら暑く過酷な日曜日でしたが、いい子ぶらない、いやECOぶらない、楽しいイベントでした!

次回はみなさんもぜひ!
 

マガジンハウスチーム。審査委員長のルー大柴さんと。

筆者プロフィール

矢野 一斗(やの・かずと)

(株)マガジンハウス メディアプロモーション部所属。上京して5ヶ月。ガレキも掘るけどレコードも掘る。元高校球児。ヒューマンビートボックスを練習中。ボルダリングに挑戦しようと思案中。