森島久のオレに着させろ! – 1 - Brooks Brothers(ブルックスブラザーズ)Vol. 4

(2009.10.22)

まだまだ続きます、『森島久のオレに着させろ!』vol.4です。
まだまだ出します『Brooks Brothers』。そして最終回!! 
といっても、今回は企画ものでは無く一枚もので見せていこうかと思ってます。
一枚物は紙面ではなかなか出来ないですからね。が、それは言い訳でして、
前回のロケ2枚を撮り終えた後まだ何か出来ないかと考えながら移動。
すると看板が出てきて「湖」の文字が! 
それでは始まり始まりー。

 

3.湖の畔で

一押しは何と言ってもトレンチコート。
『森島久のオレに着させろ!vol.2』のカジュアルなインナーとは違い、
スーツにトレンチコートという、まさに正統派! 
とくにこのスーツは、従来のBrooksとは一味違う細身のシルエットで、
これがまた心地よく体を包み、着心地が良くてかっこいいんです。
シャツは薄いブルーにネイビーのタイ。
このタイも『森島久のオレに着させろ!vol.3』でしていたものと同じ。
ビジネスシーンにもなんの違和感も無い。
このボストンもスパイス効いてますな。
こだわりの靴はコードバンのストレートチップでブルックスネームのオールデン製。
湖から吹くキンとした冷たい風を受け、桟橋に降り立った謎の男。の様な映画のワンシーン。
果たしてオレは工作員か、諜報部員か? 
はたまたリゾート開発の営業マンか(笑)

 

 

4.木立を抜けるとそこは牧場だった

最後に、Brooksのネームもなんたって羊!! 
そう、忘れてはならない今回のロケの発端は「羊と~」なのである。
そしてとうとうこの瞬間がやってきました。
こうなったらなんとしても記念撮影それもブルックス井上次長一押し、
サクソンウール仕様のスーツでやりますか? とのことで、
オーセンティックなこの一着、スーツのシルエットは従来のベーシックなフィット感。
細すぎず太すぎず、これぞザ・ブルックス、
それにサクソンウールの肌触りがあいまって本当に落ち着くいい感じ。
そこにスパイスとして、しかーし、これも定番ウールのレジメンタイ、
足元にはまたもオールデン製のコードバンローファー! 
と行きたいところだったが、草で見えない……なので、ここは自分のスニーカー履いてます(笑)

 

撮影後記

今回のロケ先はスコットランドでした! (って、そんな予算ありまへん! 笑)
でも、そう思わせるような仕上がりになりました。
それにしても全く新しい今回の企画だったが、とても楽しかった。
ガチガチに固めたスタジオ撮影から一転、ノープランにも程があるキャラバンツアー、
なんのしがらみも無い撮影は本当にドキドキさせられる。
ありきたりの言葉だが、それはまさしく化学反応であり、
皆それぞれアイディアを出し合い、それぞれが役割をまっとうする。
実は今回、勝手に「チーム森島」等と名乗っていたが、新人クリエイターの力添えで
ここまでクオリティーをあげられた事に本当に感謝している。
そして、そのスペシャルサンクス新人クリエイターと言うのは何を隠そう、この『WEBダカーポ』の中にある『クリエイター図鑑』に載っている面々。

カメラマンMACH、彼はひょんな事から大阪でも一緒に作品取りをし、その時もキャラバンツアーで2日間16カットに及ぶ撮影をしてくれました。

ヘアメイク小瀬了淑、基本的にはレデースメインのヘアメイクをしているのだが、今回文句も言わずに2日間私のヘアメイクをしてくれた。画作りに対してどん欲で妥協が無い。私事ではあるが、顔のマッサージをしてくれたのは初めての経験。おかげで男前になりました! 

スタイリスト中村祐三、最近独立し、独立と同時に某雑誌にて16ページも担当した新進気鋭。本来は彼にスタイリングを任せなければいけないのだが、今回のスタリングは私だったためスーパーバイザーとして陰の立役者。小物をうまく使ってくれた事により、より世界観が広がりました。

また、この企画に服を貸して頂いたBrooksの井上さん、本当にありがとうございました。森島流ブルックスの着こなしはいかがだったでしょうか? 

 

 

Brooks Brothers オフィシャルHP

 

SPECIAL THANKS !

stylist:yuzo nakamura, hair&make:norihide kose, photo:MACH