from 北京 - 37 - 北京でマイクロブリュワリー!?
胡同に突如現れた本格ビールに舌鼓
(2014.03.05)
季節外れのビールネタ、すみません。
ニイハオ。今年の北京の冬は、例年よりはちょっと暖かめ、雪もあまり降らず、空気が汚れている以外は、快適な冬を過ごしています。さて、今回はあまり冬の話題にはふさわしくありませんが、最近いくつか出来ているクラフトビールを売りにしたお店のひとつをご紹介したいと思います。
北京にいくつか出来た中でも、私のおすすめは『Stuff’d』という、その店名からも連想出来る通りソーセージなどの“詰め物”を料理の中心に据えています。ビールを売りにする店としては、正しいベクトルですね。
お店の場所は、観光スポットとしても有名な雍和宮という故宮の北側に位置するラマ教の古い寺院の近く、お土産店やカフェなどで少し賑やかになった五道頴営胡同を抜け、人気の少ない胡同に曲がったところにお店はあります。欧米人のオーナーのお店で、お客さんの半数以上は、欧米人のお客さんでしょうか。周りは本当に昔ながらの胡同で、パジャマ姿のおばさんやら、路上でボードゲームなどに興じる姿が見られ、そのコントラストの激しさは、きっと新鮮に映ると思います。
味わい深いビール、欧米人の陽気な飲みっぷり、ここは北京?
で、肝心のビールはというと、いつも大体4種類くらいのビールが出されていて、定番と言うよりは月一くらいで、テイストが入れ替わったりしているようで、試行錯誤のあとが見えます。しかしながら基本路線としては、小麦系の白、ラガー系の黄色、エール系のブラウン、スタウト系の黒の4種類が、魅力的なネーミングとともにリストオンされています。黒板に書きなぐってある(笑)見難い文字をチェックして下さい。
食事のおすすめは、なんと言ってもソーセージです。机の上にはこれまた適当な感じで、マスタードやソース類が多数置いてあります。いずれもインポートのもので、おなじみのマイユのディジョンマスタードから、あまりお目に掛かったことの無いブランドまで、色々あって楽しいです。その他にもメニューはいろいろありますが、ここはハンバーガーやピザなど、いわゆる「ビールに合う」ジャンクなメニューが特におススメです。
週末は予約必須、雍和宮の観光ついでに是非!
ちょっと分かり難いところにありますが、比較的観光スポットにも近いエリアですので、周りの散策ついでにいかがでしょうか?なお、電話で英語も通じるので、本当に行きたい人は是非、予約をして出掛けて下さい。週末の夜は特に、立ち飲みが出るほど人気がありますので。
Stuff’d
北京市東城区箭厂胡同9号
6407-6308