村上由のフーディーズ・ナウ - 2 –  新しいことにチャレンジしたい春到来!ジェラートマスターになって、ジェラテリア開業ってどうでしょう?

(2010.03.31)

イタリアの国民的デザートといえば、ジェラート。バールやカフェに立ち寄ると入り口のショーケースにずらりと並んでいる色鮮やかなジェラートを見て、ついつい買ってしまう人も多いはず。ランチタイムにスーツ姿で、ジェラートを食べているローマのビジネスマンや、ミラノの高級ブランド街、モンテナポレオーネでショッピングバッグを片手に、ジェラートを食べながら颯爽と歩いているミラネーゼ。イタリア人は皆「私のお気に入りジェラテリア」を持っている。
 

カルピジャーニのロゴは、美味しいジェラートの象徴。
作りたてのジェラートがフレッシュで一番美味しい。

このジェラート文化を支えている、世界シェアNo1のジェラートマシンメーカー、カルピジャーニ社は、イタリア人なら誰でも知っている。何故なら、イタリアでは、このカルピジャーニのロゴは「美味しいジェラートを手作りで作っている」という安心と美味しさのシンボルでもあるから。実は、このカルピジャーニ社、日本に進出して、今年で30周年を迎える。この30周年を記念して先日、青山のイタリア貿易振興会の会場で、記者会見が開催された。

日本では、ジェラートだけでなく、ソフトクリームマシン、アイスクリームマシンとしても人気。80年代のジェラートブームの影響でデパ地下や、ホテル、レストランをはじめとし全国へ拡販。現在では、全国の牧場でよく目にする「とりたて生乳で作った拘りソフトクリーム」の殆どは、カルピジャーニマシンが製造している。その数何と1万台を越えるとか。

イタリアでは、ジェラートのデコレーションも店の人気の秘訣。
サフランフレーバーの作りたてのジェラートを試食。
ケータリングは、青山1丁目のCafe PiADiNAより。

「もっと多くの人たちに、美味しいジェラートの作り方、ジェラートの文化を知ってほしい」とスクリミッツィ社長。イタリア本社が開講している「ジェラート・ユニバーシティー」では、欧米でも高く評価され、今では世界各国で開講されている。「本物のジェラートを作りたい!」という多くのジェラートマスターは、このカルピジャーニの「ジェラート・ユニバーシティー」を受講しているのだ。日本では、2004年に、カルピジャーニ・ジャパン本社内に開講。ジェラートの最大の魅力「なめらかさ」を表現するノウハウや、レシピ開発などが学べる。例えば、他のジェラートマシンを使っていたとしても、このジェラート・ユニバーシティーを受講すれば、ジェラートAtoZと今の市場での可能性が学べる。最近では、地域振興のため特産物を使ったレシピ開発の相談や、今人気の野菜ジェラートのアドバイスを依頼されるなど、時代の潮流と共にジェラートのニーズも進化している。全く経験のないビギナーに対しても、出店サポートから商品開発まで極めの細かいサポートをしてくれるのも魅力。

イタリア貿易振興会駐日代表フェデリコ・バルマス氏。
ボローニャ本社から来日した、カルピジャーニグループ代表取締役会長CEOアンドレア・コッキ氏。
カルピジャーニ・ジャパン㈱ 代表取締役社長のロレンツォ・スクリミッツィ氏。

実は、私も今回この仕事を通して、ジェラート・ユニバーシティーをにわかに体験し……作りたてのなめらかで、極めの細かいジェラートの魅力に魅せられた一人でもある。「う~ん……ジェラテリア・プロデュース。そんな仕事も楽しそう」

 

ビギナー

イタリアンジェラートに興味のある方ならだれでも受講可能。これからジェラート・ビジネスをはじめようという方を対象にしたビギナー講習会。ジェラートについての歴史や基礎知識、製造方法、美味しい手作りジェラートの秘訣、ジェラートビジネスについての基礎をお教え致します。(半日講習 1回4,000円)

 
上級者

既にある程度のジェラートの基礎知識、経験を持っている方を対象。ワンランク上のテクニック、知識を学ぶ講習会。 食材の特性や使用法、新メニューの提案、デコレーション、販売促進方法等、各回テーマを設定し開催。 日々の疑問の解決やジェラート製造に関する専門知識、販売方法の強化やビジネスの改善に役立ちます。(1日講習1回12,000円)

個別講習会
集合講習では、解決しづらい悩みや個別レシピ相談などをご希望の方向け (費用は応相談)

 

問い合わせ:カルピジャーニジャパン(株) TEL: 03-5779-8850