リサイクルのニュースタイル『パスザバトン』が丸ノ内『ブリックスクエア』にオープン。

(2009.09.03)

9月3日(木)丸ノ内にオープンする『BRIQUE SQUARE(ブリックスクエア)』に新しいスタイルのリサイクルショップ『PASS THE BATON(パスザバトン)』がオープンします。

『PASS THE BATON』では、リレー競技でバトンを次の走者に渡すように、売りたいモノを、次の人に渡して使ってもらう。自分では使わなくなったもの、自分ではない次の人に使ってほしいものを『PASS THE BATON』に出品することができます。

出品対象は、衣服や雑貨の日用品。出品の前にまず、自分のことをプロフィールや写真とともに、紹介し、それぞれの個人の歴史や価値観が感じられる情報を登録していただきます。出品の前にまず「Personal Culture」をFace Book やMy Spaceのように顔写真付きの実名で登録します。それによってその人物の歴史、カルチャーのバックグラウンドがわかり、売りに出したいモノへの思いが伝わります。

出品したモノは『PASS THE BATON WEB』、もしくは『PASS THE BATON SHOP』で委託販売します。出品した商品が販売された場合、売り上げは規定の割合で出品者と『PASS THE BATON』で分配します。また、NPO『チャリティプラットフォーム』を通じてドネーションすることもできます。

さらにはリサイクルだけでなく『PASS THE BATON』では、使用されなくなったものをリメイク、再利用して新しいプロダクトの作成、既成概念を覆すデザインの提案もしていきます。


写真はクリックで拡大 (上段左から時計まわりに)店内はまるで大人のおもちゃ箱。ベルギーのアンティーク馬遊具は10万2,900円。『PASS THE BATON WEB』に出品されている昔のエルメスのフレグランスセットなど。ワンポイントの刺繍を入れるだけでグンとカワイクなるユーズドのシャツ。松山樹脂のハイブランド『Millenium Mother』のキャンドルなど。渋谷のグリーンショップ『NEO GREEN』のプチ盆栽も。デッドストックの瀬戸ものに新しくプリントを施して新しい製品として生まれ変わった製品。ユースドやデッドストックの製品に新しい価値を見いだすアイディアがいっぱい。

 
『PASS THE BATON』のプロデューサーであるスマイルズ代表取締役社長の遠山正道は昨年秋三菱地所さんから丸の内パークビル、ショッピングモール『BRIQUE SQUARE』に出店しないかと声をかけられ、『Soup Stock Tokyo(スープストックトウキョウ)』を立ち上げた三菱商事のあった場所である、物件そのものに対する想いもあった、と言います。

国や企業を越えて、「個人が持つ歴史やセンスやカルチャーの価値」を大事に、物を介して「渡していく」ことをしてはどうか。既にあるものを大事にする、新しく創造する、そのどちらもの中で、将来に残したい大切な文化を手渡していける仕組みと、場所をつくるのが、『PASS THE BATON』です。

 

PASS THE BATON

Tel.: 03-6269-9555
住所: 東京都千代田区丸の内2-6-1 Marunouchi BRICK SQUARE内
営業時間:11:00~21:00 、日祝日連休最終日 ~20:00
無休
http://www.pass-the-baton.com/

筆者プロフィール

G M P C JAPAN CO; LTD ブランドマーケティング

一丸 りさ(いちまる・りさ)

プレス歴4年、『PASS THE BATON(パスザバトン)』のほか『McGREGOR Budge Dragon(マックレガー バッジ ドラゴン)』『giraffe(ジラフ)』『ON ZA LINE(オン ザ ライン)』『RUST made in England(ラスト メイド イン イングランド)』などを多岐ジャンルに渡って担当、いろいろな分野のムーブメントが見れるのがこの仕事の面白いところ。趣味は料理と水泳。