山上昌弘のお茶しませんか? - 2 - 世界一周クルーズ 船内生活編

(2009.11.26)

成田から飛行機でバルセロナへ、空港からは迎えの車に乗って近くの港まで直行します。途中、5分ほど道沿いの景色を眺めながら、少し説明を聞いてバルセロナ観光は終了。港に到着後、すぐに出国手続きして乗船。
バルセロナ滞在時間わずか20分。(涙)
ガウディーーー!、シェリーーー!、イベリコーーー!!!
と後ろ髪ひかれつつ、乗船するとすぐに責任者であるクルーズディレクターから船内生活についての説明を受けます。
講師は、食事無料、船内施設の使用など基本的には乗船客同様のサービスを受けることができますが、お客様優先などいくつか注意すべき心得があるのです。

エントランスホールでのピアノ演奏。
豪華客船といえば屋外ジャグジー&プール。

部屋は基本的にツインで、広さや設備などいくつかのタイプがあります。
もちろん値段によって違うわけですが、今回の私の部屋は、シャワー・洗面台、テレビ、机、クローゼット、ソファー、電話、冷蔵庫などがあり、窓の外には海が見えるタイプでした。部屋には、緑茶とミネラルウオーターが常備されいつでも飲めます、これは長期海外旅行ではかなり重要で、私自身とても助かりました。

豪華客船は動くホテルと言われるだけあって、毎日、部屋の清掃やドリンクの補充、クリーニングサービスなどがあり、まさにあこがれのホテルライフが満喫できます。こんなに楽してると社会復帰できなくなるのでは……と思いつつも、ついこの極楽に身をゆだねてしまいました、はい。

船にはたくさんの施設やイベントがあり、世界一周クルーズに毎年乗船しているようなクルーズ達人の中には、寄港地にはほとんど下船せず、船内生活を楽しみに来ている人もいるそうです。船旅は、プライベート空間である自分の部屋を拠点に、レストラン、大ホールなどの各施設を行き来するため、実は部屋の位置も重要。

レストランに近い部屋、揺れにくい部屋、出入口に近い部屋、エレベーターに近い部屋など、旅の達人たちは部屋タイプだけでなく、その位置の利便性まで考えて早くから予約するそうです。

朝早くから夜遅くまでいろいろな施設やプログラムが稼動していますが、講座やイベントへの参加は自由。
翌日の予定は、毎日全室に配布される情報誌によって知らされます。
イベントや講座の案内、施設の営業時間など、全タイムスケジュールが掲載されるため、それを基に翌日の活動計画をたてるのです。
入国審査の注意点、寄港地の情報や「時差調整のため1時間時計を遅らせてください」、「ドレスコードはセミフォーマル」など旅に必要な情報はほぼすべてこの情報誌から得られます。

 

★船内での1日(例)

06:00展望浴室・サウナで朝風呂、今日一日がはじまる。
06:30モーニングウォークで外の空気を吸い軽く体を動かす。
07:00ヨガ、健康体操で体をほぐす。
朝食
09:00~午前の部プログラム:講演会、各種講座、ダンス教室、映画など自分の好きなものに参加し時間を過ごす。
(この時間が私の仕事の時間)
12:00昼食
14:00~午後の部プログラム:午前の部とほぼ同様のプログラム(私はお仕事タイム)
売店で寄港地の民芸品などを購入。
15:30ティータイム
ピアノ演奏を聴いたり、海をぼーっと眺めたり、読書したり、スポーツジムで汗を流したりした後 ジャグジー、展望風呂へ
18:00夕食
20:45メインショー:洋楽、邦楽、オペラ、民族ダンス、落語など毎日違う催し。
23:00バーラウンジで、酒とバンド演奏を楽しんだ後、夜食のラーメンを食べに行く。
運動不足解消のため、エレベーター使用しないことを誓ったにも関わらず早くも挫折する私。
24:00時差調整のため自分の時計を1時間遅らせて(船の時計は自動的に修正される)、モーニングコールをセットして就寝

といった感じです。
講演会や講座は、趣味・教養を中心に幅広く用意されていて、お茶やワイン、楽器・合唱、絵画、手芸、政治経済、世界文化史・自分史、健康体操までさまざま。

展望風呂&ミストサウナ
ディナーの様子です。

その多くが無料ですが、時間が重なるものもあるため、全てに参加することはできません。それでも講座に参加するのが忙しすぎてゆっくり船旅を楽しめないなんて人もいるとか、いないとか。他にも、ピアノやバンドの定期演奏、ダンスホール、映画館、屋外温水ジャグジー&プール、スポーツジム、カード&コインゲーム、パソコン、エステ&マッサージサロン、マージャン、カラオケ、囲碁将棋、読書室などの施設や設備があります。そして特別な日にはフォーマルなカクテルパーティーやマスカレード(仮面舞踏会、仮装パーティー)などのイベントも実施されます。

食事タイムは4回(朝食、昼食、夕食、夜食)、ティータイムは3回(アーリーモーニングティー、モーニングティー、アフタヌーンティー)。
酒類以外はほぼ無料ですが、カロリー、塩分控えめで調理されているとはいえ、毎日7回全て食べて飲んでいたらえらいことになるので、各自が体調に合わせて適度に食事を抜くなどして調整しています。
海外クルーズは免税のためレストランでのお酒も比較的低価格で楽しめ、日本未入荷のお酒などもいただけます。さらに寄港地で仕入れた各国の名物スイーツなどもティータイムに提供され無料でいただくことができます。
これはかなりうれしいサービスで、現地で食べ損ねたポルトガルのパンデロー(カステラの起源とされる)が出てきた時などは涙ものでした。

朝食は、和食セット、洋食バイキング、どちらでもいただくことができます。昼食は和洋中など比較的シンプルなスタイル、夕食は、和食や洋食が基本的にコース形式で登場、特にフォーマルの日はフルフルコースで登場します。

私の旅の楽しみは主に食ですので、その食も思う存分楽しめるように考えられている今回の船旅(仕事ですが)は、本当に最高でした。
終日航海の日はけっこう多く、船内生活を楽しめないと船旅の楽しみも半減するため、乗客のみなさまも存分に楽しまれていたように感じました。
船内生活を制するものは、ワールドクルーズを制す?

 

次回は、ワールドクルーズ編最終回。
船旅の魅力と寄港地のドリンクについてお話します。