1543年。ポルトガルの人々が船に乗って種子島にやって来て、
我が国にカステラや鉄砲などの西洋文化を伝えたといわれていますが、
2010年の夏、ポルトガルの船に乗って東京にやって来たのは、ポルトガルの家具でした。
この夏、7月24日(火)〜28日(木)の間、
六本木ヒルズ ヒルサイド 2F『Roppongi Hills Cafe(ロッポンギヒルズ・カフェ)』で開催の
『PORTUGAL FURNITURE EXHIBITION(ポルトガル・ファニチャー・エキシビジョン)』にて
紹介されたポルトガルの家具の数々。
ポルトガルの海軍練習船で、世界で一番美しいと言われる帆船『サグレス号』に乗ってやってきました。
ポルトガル木工家具産業協会 aimmpと
その企業ブランド『Associatice Design(アソシエイティブ・デザイン)』が、
ポルトガルの家具の一流製品を世界に紹介するワールドツアーの一貫です。
モダンの中にも温かみを感じさせる北欧デザインの家具とはまた違った趣の
ぬくもりがあるのが印象的なポルトガルの家具。
アール・ヌーボーを彷彿とさせる有機的な流線を描く輪郭や、
ちょっと懐かしい感じの材質や色味、
機能随一ではないエモーショナルとも言えるデザインで、
なおかつただ古いとは思わせない不思議な魅力です。
サグレス号は家具を積んで世界を航海、
『PORTUGAL FURNITURE EXHIBITION』は世界中を廻っています。
東京のあと、万博に湧く上海へ。
そして10月19日〜23日にはシンガポール、
その後はマレーシアを廻ります。
インターネットで買った海外からの品物があっという間に届く時代に、
エンリケ航海王子が放った船団さながら
木造船で時間をかけてゆっくり世界を巡回するエキシビジョン。
世界の海を駆け抜けた大航海時代のセルフカバー風の、
小粋なイベントである、
と観察しました。
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LAMEIRINHO社のベッドリネンは、カラフルで楽しい色。 |
ポルトガル・ファニチャー・エキシビジョン
ポルトガル木工家具産業協会 aimmp