表参道eco日記 - 4 - セカンド・クローゼットを表参道に!

(2010.03.01)

「PR業界にはオシャレな人が多い」……この世界に入る前、私が持っていたイメージです(そして、その通りでした!)。企業広報、PRエージェンシーなど立場は違っても、それぞれの役割や取り扱っているものに応じた着こなしと振る舞いを身に付けている方が多く、オシャレ道で迷子になりがちな私は日々勉強させてもらっています。

その中で学んだことのひとつが、「着こなしには、程よいトレンドと自分らしさが必要」ということ。この春はちょっと新しいオシャレに挑戦しようと、クローゼットからお気に入りの一着を引っ張り出しました。10年前にパリで買ったイギリス製のトレンチコート。生地も仕立ても良いけれど、ラインが「昔」を感じさせる年代物です。

古いコートに魔法をかけてもらうために向かったのは、リフォーム専門店『アルターイン青山』。ジーンズの裾上げから高級スーツのリメイクまで、幅広いリクエストに応えてくれる頼れるお店です。私の「予算5000円程度で、トレンド感のある春物に!」というワガママにも余裕の笑顔。すぐに作業が始まりました。
 

『アルターイン青山』のスタッフの針。プロの工夫! 無くしてもわかるように、針には名前が入っています。photo/ Tsuzuki CO.,LTD

 
~基本のお直しの流れ~
1 試着して鏡で全体のラインをみる。
2 マチ針で仮止めし、仕上がりイメージを確認。
3 1週間程度でできあがり!

※期間はリフォーム内容により異なります。

 
お直しの相談は、鏡の前で試着をしながら。マチ針をもつプロの手が素早く動き、コートのラインがどんどん仕上がりイメージに近づいていきます。アドバイス通りに丈を6cm詰めたら、全体のバランスがとれて一気に明るい印象になりました。もちろん予算もクリアして大満足の仕上がりです。驚いたのは、ただ「直す」だけではなく、その洋服を選んだ理由やこれからの使用シーンまで細かく確認をしながら提案をしてくれたこと。「お客様の特別な一着に、きちんと向き合う」というプロの姿勢が、大切な洋服を預ける安心感へとつながります。そのため、「ウェディングドレスを娘のベビードレスに仕立て直してほしい」など、大切なリフォームの依頼も多いそうです。私が相談をしている間も、たくさんのお客さんが自分だけの物語と一緒に洋服を抱えて訪れていました。

10年前のイギリス製のトレンチコートが、大変身! 
ちょっと軽くなりました。春が楽しみ……♪

表参道にある、もうひとつのクローゼット……私にとって、『アルターイン青山』はそんな存在です。大切な洋服のことを安心してまかせられる場所があるって、なんだかすごくホッとします。祖母や母がそうしてくれたように、私も、気に入ったものを大切に使うこと、良いものを受け継いでいくことを意識していきたいと思いました。最近あまり洋服を買っていないのにコーディネートが楽しくなったのは、新しいオシャレの楽しみ方を見つけたからかもかもしれません。ちょっと軽くなったコートが、春を待つ気持ちをさらに軽やかにしてくれました。
 

思い出の「ウェディングドレス」。
形を変え、可愛い「ベビードレス」として受け継がれます。photo/ / Tsuzuki CO.,LTD
着物洋服のリフォーム依頼も多い。「男性用の袴」が……。
普段使いできる「レディースジャケット」に変身! photo/ / Tsuzuki CO.,LTD

 

Photo/ Tsuzuki CO.,LTD

アルターイン青山フラッグシップ店

Tel.03-5786-7626
港区北青山3-5-2第二青朋ビル
http://www.tsuzuki-y.co.jp/
11:00~20:00
年中無休(年末年始を除く)
東京メトロ「表参道」駅A3出口から徒歩5分
*ご来店の方に、エコバッグ(洋服を入れて持参すると次回お直しが10%オフになります)をプレゼント中!(なくなり次第、終了)