『象印まほうびん記念館』でレトロ家電に大興奮!!

(2010.10.25)

以前、銀シャリ屋『げこ亭』へお邪魔をしてからもう4ヶ月。(あっと! いう間に過ぎてしまいました)
親父さんは、3ヶ月間の夏休みはどちらに行かれたのやら~? と思いつつ……

私も遅まきながら、9月末にようやく夏休み♪ 実家に帰った際に、以前から行きたいと思っていた『象印まほうびん記念館』に伺いました。

1960年代生まれの私は、行く前から一人大盛り上がりをしてしまいました。では……同世代の方々、懐かしい商品が登場しますので、ご覧くださいませ。

1974年に登場した、初の炊飯と保温が出来る炊飯ジャー。家事のお助けマンとなったそうです。
1970年代から、爆発的な人気となった花柄のポット。
押すだけでお湯が出る画期的なポットも、この時代から!

小学生時代……どこの家庭にもあった花柄のポット。母が、電気屋さんで買って来てくれた時はずーっと眺めていたのを思い出します。その後、画期的なポットが誕生! 押すだけでお湯が出てくるなんて……それはそれは楽しくて、弟と一緒に用も無くお湯を出しては『おおっーーー』と声をあげていました。“魔法瓶”とは、よくぞ付けたネーミングで、本当……魔法のようでした。

“マホービン”の誕生は、ドイツ・ベルリンで創立した『テルモス』社。イギリス、アメリカ、カナダでも1907年に設立され世界中に広まったそうです。(明治40年には、すでにあったということですね~)

1911年㈱イトーキ(旧.伊藤喜商店)秘蔵写真です。

つぎは、炊飯器のご紹介……
お待ちかね!! 今年も、新米の季節がやって参りました。

冒頭でご紹介をしました、炊飯器&保温器の両方を兼ね備えた初の「炊飯ジャー」は、下記の写真の真ん中(花柄)の後に登場します。そのまでは、炊きあがったご飯を温かいままにという保温器だけの役目でしたが、1974年に炊飯+保温が  1台で出来る、忙しい主婦にとっては大助かりな逸品となりました

この時代はさすがに知らないです(笑)   
ガスで炊いて移していました。
2010年誕生の「極め羽釜」炊飯ジャー。

象印マホービン 広報の美馬本(みまもと)さんにお話を伺いました。

まずは…

「象印史上で、最高峰のおいしさを探求しました」!
一番のこだわりは、この羽釜『極め羽釜』です。
釜の羽を付けた(美馬本さんの親指の上の部分)事で、しっかりと密着し、かまどが炎で釜を包み込むように、ヒーターが内側に熱を伝え、加熱します。従来商品の2..4倍パワーアップを実現しました。

釜の羽部分とヒーターが密着することで生まれる“空気断熱層”が、熱を外に出さないようにし、真空層をより進化させた高い蓄熱・断熱効果で、釜の中の熱が伝わる際のムラを抑えてくれます。

圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』について、熱く語ってくださった象印マホービン 広報の美馬本(みまもと)さんです。

もうひとつ…

ふきこぼれを防ぐ「トルネード大型蒸気口」の連続高火力で、“おねば※”を釜へ戻します。
※“おねば”とは、ご飯から出るねばねばとした汁。(実は、うま味がたっぷりだそうです)

以前、『WEBダカーポ』の「グルメ」のページで『げこ亭』さんの取材をさせて頂きました。その中で、親父さんが…

↓このようなことを言われていました。

「これは、まだ内緒やけど……
ある炊飯ジャーのメーカーさんと一緒に、どないしたらうまいご飯が炊けるか?……研究しとる最中。
こないだやっと納得のくご飯が炊けた。最後の調整中みたいやけど、秋には、発売されるで。
そないなったら『げこ亭』でも使おうかと思って……
ハッハッハッ!!!  

↑この時は、内緒だったメーカーさんが象印さんでした!!

親父さんが、四六時中かまどの前でフタをクルクルと回していましたが、これが熱ムラを無くし、“おねば”を釜の中に戻している作業だったのです。

このクルクルをどうしたらようか? 象印さんと親父さんが試行錯誤されたのが「トルネード大型蒸気口」のトルネードファン。ファンが回転することによって“おねば”の泡を片っ端からつぶしていくそうです。

そうして、甘みたっぷりの大粒ごはんが炊きあがる!といった、お話しでした。

「ぐぅー」……想像力が豊かな私のお腹が思わず鳴ってしまいました。(お恥ずかしい!)

 げこ亭/lifestyles/gourmet/27060/

3ヶ月の夏休みで更にパワーアップされた『げこ亭』の親父さん。
見えますか? 黒い羽根が「トルネードファン。」野茂選手もビックリ!?

象印 まほうびん記念館
象印マホービン株式会社 本社1F
大阪府大阪市北区天満1-20-5
http://www.zojirushi.co.jp/corp/kinenkan/02.html#02
利用方法:
事前予約制となっておりますので、見学をご希望の際には下記受付に『希望日時、人数』をご連絡ください。
予約受付Tel. 06-6356-2340 (平日10:00~16:00)

開館時間:10:00~12:00、午後1:00~4:00 
土日祝休
見学の目安:1時間
最大見学人数:10名/1回
入館料:無料
※駐車場なし。

http://www.zojirushi.co.jp/corp/kinenkan/02.html#02