TOTO×マガジンハウス  グリーンジャーナル「ファッションも、エコに楽しむ時代です Part 2」 私たちにもできる、エシカル・ファッション。

(2010.05.06)

服を選ぶとき、考えることは?

エシカル・ファションはCO2を減らすという見方もできる、とユニークな視点を教えてくれたのは、スウェーデンから来た環境コンサルタントであるペオ・エクベリさん。「ファッションも“サスティナビリティ”にということですね。──つまり環境、人、そして経済がバランスよく持続できる。農薬製造やその流通などを考えると、“ふつうのコットン1kg=約2.5kgのCO2排出”というデータがあります。だから“ふつうのコットンTシャツ”と比べたら、1枚のオーガニックコットンTシャツは、2kg以上のCO2は削減できるんだよ」と言い、もうひとつ。「新しいTシャツではなく、リサイクルTシャツを買ったとすると、15kgのCO2の削減に協力したことになりマス!」。(続きを読む)

 

ペオ・エクベリさん 環境コンサルタント。スウェーデン・マルメ市生まれ。NGO平和・環境団体のリーダー、ジャーナリストを経て、One World国際環境ビジネスネットワークを設立。1991年来日。日本各地で環境問題について講演、コラム執筆、テレビ、ラジオ、雑誌などで活躍。武蔵野大学非常勤講師。著書に『うちエコ入門』(宝島社)がある。
リサイクル糸を編んで作られた靴下は、ペオさんが日本で購入したもの。リサイクルなので左右の色がばらばらだけど、アシンメトリーでファッションを楽しめる。

筆者プロフィール

いのうえ あきこ

編集・ライター。“暮らし”“生活”から見た農や食、ごみやエネルギー問題、CO2排出の削減を社会を通して考える「低炭素社会づくり」を音楽と絡めたテーマで、雑誌、ウェブなどで企画、編集、執筆を行なう。