柔軟なアイディアとユーモア溢れるユニークなクリエーションで知られるデザインユニット『ツェツェ アソシエ（Tsé & Tsé associées）』。カトリーヌ・レヴィとシゴレーヌ・プレボワのふたり組がこの夏、日本の旅館をテーマにした新しいプロジェクト「ツェツェ・アソシエ メイドインジャパン（Tsé&Tsé associées MADE IN JAPAN）」をスタート。楽しい食器やライフスタイル・アイテム「RYOKAN」シリーズを作りました。それらのアイテムは東京・青山の『H.P.DECO 本店』と 福岡県『H.P.DECO 好奇心の小部屋 福岡店』 、『H.P.DECO 好奇心の小部屋 横浜店』、『H.P.DECO 丸の内店』『H.P.DECO オンラインストア』で購入可能。そしてさらに佐賀・嬉野温泉郷の老舗旅館『大村屋』の一室をプロデュース。 6 月 30 日(月)までの約 1 ヶ月間、「Tsé&Tsé associées MADE IN JAPAN」のオリジナルアイテムがいっぱいのツェツェ旅館もオープンしています。

今回の「ツェツェ・アソシエ メイドインジャパン（Tsé&Tsé associées MADE IN JAPAN）」のラインナップは、ツェツェの定番人気食器シリーズ「おなかペコペコのお皿たち」を波佐見焼で作ったもの、ポップなストライブ模様のライプシェイド、ペディキュアのアクセントがついた足袋と、目にも楽しいもの遊び心いっぱいのアイテム。ランプシェイドは江戸時代から続く老舗提灯店による手描き、足袋は香川県・観音寺の足袋メーカーの技術によるものです。

「素晴らしい伝統技術を持つ職人さんに何か新しいことをやろう、と提案すると最初はたじろかれてしまったり、そんなのはムリ、と言われてしまったり。それはパリでも東京でも同じことです。でも何度もやりとりをしているうちにできていって、今回も伝統を見直して最終的には新しいものを作ることができました。」とシゴレーヌさん。

そんなユニークな「ツェツェ・アソシエ メイドインジャパン」のアイテム満載の「旅館」の実現には、嬉野温泉郷の老舗旅館『大村屋』の協力を仰ぎました。「旅館の一室をお借りしての小さな空間ですが、私たちがよいと思うもので形作ることができました、できるだけ長い時間を過ごしてほしいです。」とカトリーヌさん。ステイは1 泊2食付 で平日 19,000 円~。

『ツェツェ・アソシエ』の初めての旅館体験は15年前、はじめて東京・浅草の旅館に泊まった時のことだそう。カトリーヌさんいわく「浅草の街中の旅館だったのですが、窓がすりガラスになっていて、窓を閉めるとそこはもう全く静かな異空間を形造っていることに感動しました。ドアが引き戸になっていて横にスライドするし、畳の匂い……日本の方にとってはあたり前かもしれませんが、私たちにとっては大きなサプライズでした。」その時に得たサプライズを新たに旅館文化にフィードバックしたともいえる今回の新プロジェクト。日本の伝統文化と、『ツェツェ・アソシエ』の現代のパリのセンスのちょっと感動的な出会いを体験しに出かけてみたいですね。

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