表参道で一番行くベーカリー、それが『青山アンデルセン』。家にはいつもアンデルセンの紙袋があります。家から近いというのもあるけれど、それだけではなくて、あたたかくて、ほんのり甘くて、いつ行っても優しい気持ちになれるお気に入りの場所です。

おいしそうなパンがたくさん！

オープン時のキャッチコピーは「青山通りにコペンハーゲンの街角をもってきました」（おしゃれ！）。以来、たくさんの人に愛されて、この10月で40周年を迎えました。現在、青山アンデルセンでは、様々なアニバーサリーイベントを開催中。今回はそのひとつ「ニコライ・バーグマンさんによるアニバーサリーのテーブルフラワー＆ディナー」にお邪魔してきました。デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライさんとアンデルセンの夢のコラボです！

　

会場は女性でいっぱい！　ニコライさんが颯爽と登場し、テーブルいっぱいに花材が並ぶと、空気が一気に華やぎました。

グリーンのアレンジ。

「できあがりは最初にイメージする」と語るニコライさんのフラワーアレンジはとにかく軽やか！　考えている様子も見せずに素早く作品をつくりあげていきます。あたたかさを感じさせるブーケ、緑一色でエコをテーマにしたアレンジメント、オレンジ色の花だけで絶妙なグラデーションを演出したバラのバスケットなど、同じアーティストの作品とは思えないくらいのバリエーションを手品のように次々とテーブルの上に並べていきます。ニコライさんの華麗なアレンジと、北欧の暮らしや花の知識について語る流暢な日本語に、参加者のみなさまはどんどんと引き込まれていました。

北欧スタイルのおもてなし。テーブルの上には 色とりどりの7個のアレンジが！

単色でアレンジをするときは違う質感の素材を混ぜ合わせて立体感を出すことや、たくさんの種類の花を使えない時はコントラストを意識して組み合わせると良い等、日々の暮らしの中でも活かせそうなヒントがたっぷりつまった贅沢なレッスン。

　

今回のテーマは「北欧スタイルのおもてなし」ということで、レッスン後は、ニコライさんのアレンジメントで彩られたテーブルでのビュッフェ形式のお食事の時間となりました。メニューは、ノルウェー産サーモンマリネやデンマーク風ハンバーグ、クルミとクレソンのサラダなど、北欧でおなじみの料理。絵本の中に出てくる世界のように、カラフルなお花と美しく盛り付けられたお料理の数々に、「食べるのがもったいない！」と何枚も写真を撮る参加者の方も。

　

まさに、青山に「コペンハーゲンの街角」が出現した特別な夜でした。40周年を迎えて、さらに素敵に変わり続ける青山アンデルセン。私の大好きな街の、大好きなベーカリーとして、これからも大切にしていきたい、そう、あらためて感じたひとときでした。

アットホームな空間で楽しむ北欧テイストの フラワーアレンジメント。

青山アンデルセン

Tel. 03-3407-4833
東京都港区南青山5－1－26
http://www.andersen.co.jp/aoyama/

ニコライ・バーグマン