昭和の家屋をアレンジ創造性を発揮する
クリエイターの拠点
(2015.02.05)
昭和の香り漂う家
以前は麻布に事務所を構えていた海山さんが、杉並の築50年程の物件に移り住んだのは2年半前。鉄筋コンクリートのモダンな建物から、元住居兼鉄工所だった木造物件へ。全く違った環境にシフトした。
「古い家がいいと思ったわけではないんです。自宅兼事務所として使える物件を探していて、友人からの紹介でここを見つけ、すぐ内見に来たら雰囲気に惹かれ、更にポテンシャルを感じたんです」
海山俊亮さんは家具や日用品など、生活まわりのもののデザインを手掛けるプロダクトデザイナー。
「麻布のときは自宅と仕事場を分けていましたが、生活にかかわるものを生み出す仕事なので、生活と仕事があまり離れていない方がよいと思うようになりました。この物件は自宅兼事務所として使用しても、階段のお陰でプライベートな空間と仕事の空間をうまく分けることができます」