古い日本家屋に暮らす癒しと恵みに溢れた
豊かな土壌のある生活

(2015.06.17)

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静かな環境に溶け込む

野菜生活研究家の鈴木富樹子さんは、「庭つきの平屋限定で」家を探していた。「日本家屋の落ち着く雰囲気が好きで。縁側や雪見障子などのある古い一軒家が希望でした」。1年程探して7年前に出会ったのが現在の家。近くに大きな公園がある、緑豊かな吉祥寺の住宅街。路地の奥に現れる築70年のその家は、昭和の趣きをそのままに残して佇む。大学院でランドスケープを学んだ鈴木さん。造園会社に就職し屋上菜園の設計を担当したことがきっかけで、野菜作りに興味を持つ。庭のある家に暮らすことはある意味で必然だった。「肥料を使わない自然栽培を目指しているのですが、それにはいろんな種類の微生物が育ってくれるのが条件。今はまだ途中段階にあります」。
縁側の窓の向こうに広がる緑は仕事場であり、食生活の一部を支える場であり、生活の潤い、癒しでもある。手入れの行き届いた庭と木造の古い家屋の風情が、静かなまわりの環境の中に溶け込んでいる。

詳しくは Web Magazin 100%LiFE へ → http://100life.jp/feature/19413/