タブロイドの印刷工場跡をコンバージョン、『TABLOID』オープン!
(2010.05.17)電子書籍へ対応するタブレット型マシン『iPad』
日本での発売が待たれておりますが、
新聞や雑誌を『iPad』や『キンドル』で読む時代が来たみたいです。
情報の発信の方法も受ける方法も「チェンジ」の世紀です。
そんな中「建物こそがメディアである」”Building as Media”がコンセプトの
注目すべきスペース『TABLOID(タブロイド)』が
東京・日の出に誕生しました。
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| 東京・日の出にオープンした『TABLOID』。2010年5月11日(火)に行われた オープニングイベント”COME TO THE WORLD”の夜。 |
サンケイ新聞社がタブロイド『夕刊フジ』を印刷していた工場が老朽化。
工場建物の有効活用をということでコンバージョン(用途転用)。
11日(火)にお披露目しました。
4500㎡、4F建ての建物を取り壊すのではなく、
工場ならではの空間のダイナミズムを活かし、
実にユニークな構造になってます。
大小バリエーション豊富なオフィススペース。
新たなカルチャーを生み出すカンパニー、クリエイターが入居します。
『TABLOID』のコンシェルジュ兼食堂『OVERALL(オーバーオール)』。
象100頭分ほどの重さのあったという巨大な輪転機が設置されていた場所には
アートイベント、ファッションショーが開催できる
ギャラリースタジオもあります。
さらには本が楽しめるフリースペース。
入居するクリエイターたちが多忙を極めても
リフレッシュできるシャワールームやランドリーまであります。
屋上にはデッキチェアー、テーブルが用意されていて
オープンエアを満喫できます。
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オープニングでは曽我部恵一などのゲストDJが登場したギャラリースタジオ。
かつて輪転機が昼夜問わず稼働していた場所。1〜4F吹き抜けだから天井が高い!
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オープンニングイベントでフォトギャラリーになっていた場所は、かつては右の写真のような通路。
印刷工場の配管や設備機器を、取り外さず残したことが
インダストリアルなデザイン効果になっていたり、
食堂の名前『OVERALL』は工場で働く人々から着想したネーミングになっていたり。
工場のイメージをクリエイティブに展開しました。
特筆すべきは建物の随所に振られたレタリング・サインアート。
印南貴行率いる『THOMAIN』がデザインしたロゴ、タイポグラフィを
渋谷パルコの壁画でも知られるウォールペイント集団『KABUTOS』が
文字を手描きしたものです。
工場であった建物の持ち味、強さを
タイポグラフィによるデコレーションで表現したということですが、
印刷文化が大切にしてきた文字、グラフィックデザインを
サイン、デコレーションに使っています。
読む建物でもあるのです。
クリエイターたちがいる、働く、
何かを生み出す、交流する、
新しいものムーブメントを作り出す、ということ、
場所そのものが新しいメディアになる。
というのは、ひとつの会社がメディアになるというのと似ている、
と観察しました。
写真をクリックで拡大します。上段左から・階段の踊り場の床と壁、3次元的に描かれている大きな2Fのサイン! そのほかちょっと考えてしまうようなフレーズが、目に付く場所に手描きされています。中段・オープニングイベント『COME TO THE WORLD』ではさまざまなジャンルのアーティストの作品が展示されました。創作漫画集団『mashcomix』がペイントした4Fオフィススペース。再生をテーマに、人形作家nuicoが発表したキラキラ手縫い作品「TEKUMAKUMAYAKON」、NY『Shizen』と青山『THE OVERSEA』というサロンを持ちJET SETするヘアメイク・アーティストのKOSHI&YOKOの展示。NYのコンテンポラリーカルチャーマガジン『journal』、カメラマンのティム・バーバーを大フィーチャー。下段・イラストレーター 黒田潔のドローイング、食堂『OVERALL』、『TABLOID』が発行したタブロイド!
TABLOID(タブロイド)
東京都港区海岸2-6-24
http://www.tabloid-tcd.com/



