『東京デザイナーズウィーク2009』でデザイン誌に注目 『マガジン・ライブラリー×デザイン図書館』
(2009.11.03)各国のファッション、カルチャー、インテリア、デザイン、ライフスタイルの各分野から厳選された雑誌、また日本ではなかなか入手できないレアなマガジン約90を集め、今年春、表参道ヒルズで開催された『WE LOVE MAGAZINE LIBRARY(ウィ・ラブ・マガジン・ライブラリー)』が『マガジン・ライブラリー×デザイン図書館』として『東京デザイナーズウィーク2009』に再び登場しています。
『東京デザイナーズウィーク2009』神宮外苑前の中央会場奥手に『マガジン・ライブラリー×デザイン図書館』。右手前がエルサルバドルの『bg』マガジン。お隣のブースになりますが『ハッピー・バースデー・スヌーピー』のCHANEL、Balenciaga、Chloeが手をかけたスヌーピーがKawaicool(カワイイ&クール)でしたよ〜。 |
イスラエル『Picnic Magazine』、オーストラリアのTシャツカルチャーマガジン『T-World』。注目の『TIWIMUTA』など。
今回の『マガジン・ライブラリー×デザイン図書館』は『WE LOVE MAGAZINE LIBRARY』のA ZILLION IDEASとデザインアソシエーションの共同企画。今後共同でWEB上と実在両方で日本のデザイナーをデータベース化した『デザイン図書館』の開設を目ざしているものです。
前回の『WE LOVE MAGAZINE LIBRARY』にもあったスペインの『rojo』誌のほか、エルサルバドルの『bg』、NYブルックリンの『TIWIMUTA』は、一回に2000部ほどしか刷らない、超レア誌。表紙はアルミにアラブ美人がレリーフ状に印刷されて背景に浮き上がるという白日夢系、中身はマーク・ジェイコブズがディレクションのページなど満載のアートマガジン。
今回の『マガジン・ライブラリー×デザイン図書館』のインスタレーションの形式は、世界約45の雑誌を細いワイヤーで天井から釣り下げるというもの。ワイヤーが細いから、ハタから見れば読者は普通に雑誌を手にして立ち読みしているみたいに見えるのだけど、雑誌は上から吊られているのでちっとも手が痛くならない。うーむ、これはよいアイディアですな。
さらに考えますと、ワイヤーの先に吊った雑誌がエサとすれば、それを手にして読んでいる読者は獲物の魚。どの雑誌にどんな人が反応して手にとっているのか眺めているといっそう楽しいです。
手にする雑誌はその人を表す、
と観察しました。