from プーケット - 2 - ヨーロピアンマダム達がプーケットにハマる理由。

(2009.09.18)

日本に住んでいる友人達から「プーケットってどこがいいの?」「来年のバカンス、プーケットにするかバリ島にするか、悩んでいるんだけど~、で、プーケットってどうなの?」というプーケットに関する質問メールを受信する今日この頃。う~ん、悩む。なんといっても在プーケット7年以上。日常の生活の地として滞在しているアタシは、どうやらリゾートボケしているようなのでなにがどう良いのかさっぱりわからん……。1人モヤモヤと頭の中で悩んでいてもさっぱり埒が明かないので「プーケットを旅先に選ぶ基準」というものをリゾート滞在が上手なおしゃれなヨーロピアンマダム(長期滞在者&リピーター旅行者達)の意見を元に自分なりにポイントをまとめてみました!

広くて青い海を見つめているだけで癒されちゃう。自然の力ってすごいかも。

2.美しいビーチ。

「もう、仕事の疲れがたまっちゃっているみたいでビーチに行ったら即お昼寝しちゃうのよね。」という某ヨーロッパ系マダム。自国でバリバリ働いているキャリア族だからこそバカンスはのんびりとビーチでまったりする。というのがリゾート慣れした外国人のビーチスタイルらしいです。白い砂浜に、空と同じぐらい真っ青な海。潮風でそよそよと揺れるヤシの木の木陰で心地よくお昼寝できそう。とはいっても最近はホテルや別荘などの建築などにより水質が悪化していると不評も耳にしますよね。

さすがのアタシも毎回ガイドブックでメインを飾る周辺にホテルが立ち並ぶ某有名ビーチはアタシも正直、わざわざ出向こうとは思いませんが……。(ナイトライフ&ショッピングではNo1でダントツお勧めですが……。)が、プーケットには西海岸を中心に大小様々に全部で20ぐらいの魅力的なビーチがありまだまだ観光地としては程遠い隠れ家ビーチも多数あります。「東洋の真珠」と称されるアンダマン海を臨むプーケット。そんなに簡単に侮れません。

そういえば、ダイビングインストラクターとして紅海、プーケットとバリ島をのらりくらりと行ったり来たりしているまさに世界を股に掛けた海人イタリア人いわく「プーケットのビーチは格別!」だってほろ酔い気分で熱く語っていたけれどもその言葉は案外当たっているのかもしれません。

左は観光客がどっと集まる某ビーチ。右は地元人漁師の姿ぐらいしか見ないビーチ。同じ島内なのに海水の透明度も雰囲気も全く異なります。

 

2.おいしい食事。

きれいなビーチや気候、温かい人情にノックアウトされたヨーロピアン長期滞在者が多いのがプーケット。リーズナブルで美味な屋台系から採りたての新鮮シーフードはもちろんのこと、美味な『イタリアン』&『フレンチ』最近ではなんと中近東アラビア料理も食べられるっ。リーズナブルにインターナショナルフードのハシゴができる! これって、スゴイ事かも。どれぐらいリーズナブルかって?

イタリア人ピザ職人が作るパリパリ生地の本格ピザが500円~700円ぐらいで食べられちゃう。シーフードだって大きな新鮮蟹が丸々なんと800円ほど! お買い得、いやお食べ得!! 「今日は採りたてのシーフード料理で。明日は夕日が見渡せるバーでカクテルを飲んだら、イタリアンに行こう。」なんてプランも立てられる。食いしん坊バンザ~イ!!

イタリアンスタイルでいただくムール貝。うまいっ。

3.人の温かさ。

「すいませ~ん。お財布落としましたよ~。」と観光客が密集する大通り後ろから小走りで走って来てニッコリ笑って財布を渡してくれるおじさん。「これ、その子にあげる。」と見ず知らずの人が子供に突然ぬいぐるみを渡してくれたりタイ人は良い意味「おせっかい」なほどに親切な人が多いです。特に子供連れだと格段でレストランへ行くと頼んでもいないのにスタッフがかならず子供の面倒を見ていてくれることが多いのです。子供好きで心の優しい人が集まる国でもあります。

仏教の教えが根付いている国だからなのか、なぜか親切な人が多いタイ人。

その他、最近ではワールドクラスDJのクラブイベントが頻繁にあったり、ダイビングやサーフィン、ウィンドサーフィンなどのマリンスポーツの他にウィエクボードや乗馬なんかもできちゃったりと海陸ともアクティビティーが豊富で飽きることがないのも行動派にとっては魅力的かもしれませんね。正直、2004年の「スマトラ沖地震」、昨年11月に起きた首都バンコクでの空港閉鎖、暴動以来の「政情不安」、更には世界的経済不況が重なり以前よりめっきり日本人観光客の姿が少なくなったプーケット。それに反しているかのようにプーケットにハマっちゃった外国人、特に最近では毎年足蹴なく訪れている「家族連れ」や「カップル」の姿が多いように感じます。

アタシ的プーケット旅行へのポイントは激安ツアーだけ利用するのではなく「リピーター外国人」のように旅行前にしっかり目的リサーチをして自分好みの「個人旅行」をプロデュースするとメチャクチャ新鮮で魅力的かつリーズナブルなリゾートライフを楽しめると思いますよ。というのが今後「プーケット旅行」を計画しているトラベラーさん達へのアタシ的アドバイス。三十路を過ぎたアタシはおいしい料理に綺麗なビーチ、キーンと冷えたビールがあるプーケットは背伸びをしなくて良いリゾートとして満足しています。ハイ。

ガイドブックに載っていない『シークレットスポット』もまだまだ沢山あるプーケットです。