from 山梨 – 8 - 八ヶ岳高原ラインを走って、金柑茶を作った日。

(2010.02.10)

気付いたら2月になっていました。

先日、「雪が降ったら清里~八ヶ岳あたりの雪景色を見に行きたいなあ」と思った次の瞬間、昨年車を買い替えた時にスタッドレスタイヤと決別したことを思い出しました。
1月は比較的暖かかったので、ノーマルタイヤで走行可能なうちに行っておこうと出かけてみました。
冬の高原の空気、あれはクセになりますね。

川俣東沢渓谷にかかる、東沢大橋(通称:赤い橋)

引き締まった空気の中、青い空と白い山と赤い橋のコントラストは本当に気持ちの良い眺めです。
橋の向こうに広がる山並みは八ヶ岳連峰で、右側の一番高い山は最高峰の「赤岳」(標高2,899m)。
参考までに、赤い橋の標高は1,460mです。
赤い橋の上から八ヶ岳連峰と反対の方向には、富士山を望む事ができます。

先日、温度計と湿度計のついた目覚まし時計を買いました。
これまでの我が家には温度計というものがなく、エアコンのリモコンについている温度が表示される液晶も、エアコンを使わない我が家ではエアコン用のブレーカースイッチを切っているため、機能していません。
この時期、甲府の天気予報が知らせてくれる気温はマイナス5度~10度くらい。
盆地の朝晩の冷え込みは、きついです。
件の目覚まし時計を買った翌朝、「一体、朝は何度くらいあるんだろう」と、ストーブをつける前に液晶に表示されている温度を見ると、17.6℃。
夜間はなんの暖房も稼動していないのに。
今、ストーブをつけたり消したりしながらこの記事を書いている2月3日の午後3時半の室温は、23.9度。
天気予報によると、今日の最高気温は7度だそうですが。
…壊れてるのかな、この温度計。

えーと、それでも湿度は体感的にも低く、湿度計の表示も30%台。
さすがに肌の乾燥が気になりますね、この湿度では。
肌の表面の保湿と同時に、冬でも水分をしっかり摂る。
身体の中の水分が不足すると、肌の表面も乾きますもんね。

ということで、前回の「柚子茶」に続く第二弾。
「金柑茶」です。

なぜ金柑なのかというと、近所のスーパーマーケットで「金柑詰め放題」というのをやっていたので。
いや、それだけじゃなくて、金柑はのどに良いからです。
空気が乾燥しているとのどを痛めやすく、のどを痛めると風邪をひきやすくなってしまいます。
金柑にはのどの渇きや炎症を抑える効果があるそうで、のど飴の成分にもなっていますよね。
皮の部分にはビタミンCが豊富に含まれていて、柚子同様に高血圧や動脈硬化の予防にもなります。

そして蜂蜜。
前回の記事にも書いたように、蜂蜜には抗菌作用や免疫力を上げる効果や整腸作用があります。

 
材料
金柑 20個くらい
蜂蜜 200g(お好みの量で)

 

作り方

1.金柑を水できれいに洗って乾かします。
2.ふたつにカットして種を取り除き、細かいことは気にせずにカットします。
3.清潔な瓶にカットした金柑と蜂蜜を入れ、フタをして冷蔵庫で保存します。

金柑はそのままでも食べられますから、金柑をカットせずに丸のまま作る金柑茶のほうが多いようです。
金柑を洗う→皮に切れ目を入れる→お砂糖で煮る、という作り方ですね。
私の場合は「蜂蜜だけで作る」「煮るのが面倒」「ヨーグルトのトッピングにもしたい(後述)」などの理由で、スライスして煮ずに作っています。
使い方やお好みに合わせてどうぞ。

作って5日目。水分が出てかなり減りました。

作ってすぐから美味しく食べられますが、ひと晩置くと金柑から出た水分と蜂蜜が混ざり合ってかさが減り、使い勝手が良くなります。

ティースプーン1杯くらいをカップに入れて
熱いお湯を注ぎます。

個人的オススメはヨーグルトのトッピング。
以前、桃にヨーグルトをかけて食べると桃の美味しさが増すなんてことを書きましたが、これも同じで、お茶で飲む時とは違った美味しさになります。
そして、ヨーグルトに金柑の歯ごたえの組み合わせが絶妙。
ものを食べる時に「噛む」というのは、大事な事です。

金柑のオレンジが鮮やかです。

夏に比べて、冬は水分摂取量が少なくなりがちなので、風邪の予防もかねて、冬に旬を迎える柑橘類を使った温かい飲み物を積極的に取るようにしてみてはいかがでしょう。