from ヘルシンキ - 1 - 「フィンランド女性に学ぶ 幸せ力」お届けします!

(2010.02.02)
美しく幻想的な雪景色。

はじめまして!
フィンランドの首都ヘルシンキ在住のKanaxと申します。
夫のフィンランド赴任に伴い、5年半のサラリーマン生活にピリオドを打ち、
心の故郷・南米ブエノスアイレスでの1カ月間の滞在を経て、
09年10月北欧フィンランドにやってきました。
フィンランドで「フリーエージェント」(組織に雇われない働き方をする人々のこと)
としての活動を模索中です。
*詳細はHPをご覧下さい!

フィンランドというと、みなさまは何を思い浮かべますか?
私がこちらに来るまでに抱いていたイメージは、
美しい森と湖、建築、デザイン、アート、サンタクロース、ムーミン……etc。
フィンランドにきてみると、イメージ通りの世界に迎えられ、
その魅力に、心をがっちりつかまれています。
しかし、フィンランドの魅力はこれだけではありませんでした。

ヘルシンキのシンボル、大聖堂。
岩盤の壁でできたテンペリアウキオ教会。
アラビア社のムーミンマグカップ。

フィンランドは、09年「世界一繁栄している国」に選ばれました。※1
ほかにも、幸福度や、子どもの学力、女性の社会進出など、
いわゆる「QOL(人々の生活の質)」に関する様々な調査で、
世界のトップクラスに入り、注目を集めています。

実際に住んでみて特に驚いたことのひとつは、
仕事とプライベート両方の充実を手に入れ、人生を謳歌している女性に
たくさん出会うことです。

 

男性のコーラス隊を率いる女性の指揮者

日本では、友人たちと集まるたびに、
女性が仕事とプライベートの両方で「幸せ」を手に入れることの難しさについて、
話がつきませんでした。
女性が「幸せ」を手に入れるための指南書が飛ぶように売れるのも、納得。
しかし、フィンランドにきてからは、
シングルマザー経験を経てフィンランド初の女性大統領になった
タルヤ・ハロネンさんを筆頭に、
社会的活動を続けながらプライベートでの自己実現も果たしている
多くのフィンランド女性に元気をもらっています。

この元気を、ぜひ、日本のみなさまにもお届けしたい!
そこで、フィンランドからのエリアナビは、
「フィンランド女性に学ぶ 幸せ力」と題して、
今を輝くフィンランド女性たちへの取材をもとに、リポートをお届けしていきます。
指南書では知ることのできなかった、多様な働き方・生き方。
輝く女性たちのリアルなライフヒストリーをお伝えできれば幸いです。
次回からのリポート、どうぞご期待ください!

※1 出典:レガタム研究所発表2009年版「レガタム繁栄指数」