from 北京 – 14 - 酔いどれ広報マン的 ”3泊4日北京観光ツアー” 其の二。

(2009.05.26)

ニイハオ! 今回は前回に続く、友人の北京観光アテンド二日目をレポート。前日の深夜までの夜遊びなんぞおかまいなし。容赦なく7時半にホテルロビー集合の号令を掛けたワタクシ。早朝からどこに連れて行ったかと言えば、今回のハイライトの一つ、万里の長城。私はいつも、長城アテンドの際には北京グランドスラムさんにお願いして、車を手配してもらっています。長城以外にもリクエストであちこち回ってもらって、8時間で700元(約1万円)ですから、複数人で借りれば、十分ペイするでしょう。

 

■ツアー2日目
万里の長城、と一括りには申しますが、とてつもなく長いワケで。長城の観光スポットは複数存在します。最もメジャーで人気があるのが八達嶺(バーダーリン)というスポット。多くのパックツアーに組み込まれるポイントで、長城自体の起伏も穏やかで足下の整備レベルも高く、安心して観光できる感じです。しかし、今回向かったのは慕田峪(ムーティェンユー)というスポットです。ココは整備が他よりも進んでおらず、昔のままの姿が多く残されたポイントで、より「長城らしさ」が表れているスポットなのです。

あいにくの天気ながら、4月末にも関わらず、まだ桜が。桜を見つつ、長城観光。なかなかのもんです。

お天気はあいにくの曇り、時折雨も混じる中、長城に到着。車内でグッスリ、寝起きの二人。悪天候も相まって、ちょっとテンション下がり気味? ほらほら、ロープウェイのチケット買って来たから、乗って上行くよ!って乗り場に行ったら「あなたのチケットは、あっちの乗り場」って……間違えた! 痛恨のミス、慕田峪には二つの昇降ルートがあるのです。一つは箱形のロープウェイで上り下り、もう一つはリフト(スキー場みたいな)で上り、滑り台で下るもの。高所恐怖症のワタシが、なんでまたリフトに乗らなあかんのか。ココで私のテンションが急降下。笑

これが恐怖のリフト。すれ違った子供が手を振ってくるも、ワタシは握りしめた手すりから手を離せず(汗)
ゴンドラまでの道のりは、あまりに長く。チケット間違いの代償は、翌日の筋肉痛となって返ってくる。
「壁ですか?」「いいえ、階段です。」このワイルドさ加減も、慕田峪ならでは。スニーカー必須です!

まあ、リフトはマジで怖かったのですが、ケガの功名? 結局はリフトでたどり着いた場所が、非常に空いていて(人気がないとも言う。汗)貸し切り状態。さらに、帰りは滑り台はイヤ!と私が強弁を張ったせいで、距離の離れたロープウェイの乗り場まで歩くことになったのですが、それがキツく。しかし逆に「長城歩いたぜ!」という達成感に繋がり、テンション高く、観光を終えたのでした。

長城観光のあとは、香港のミシュランでも星に輝くレストラン『利苑』へ。ココの飲茶の美味しさは特筆モノ。以前の記事from北京 -7-でも紹介したので、詳細は割愛。やはり誰が食べても美味しいと分かる、このお店。今回来た友人の一人は、ココの食事が北京滞在中のベストだったそうです。このあとは長城の疲れもなんのその、北京のアートスポット「798芸術区」へ。798の詳細はこれまた過去記事from北京 -4-へ。798に着いたのが14時ごろ、この時点でチャーターした車はリリース。朝からココまでずーっとチャーターした車にお世話になりっぱなし。運転手さんは日本語は出来ませんが、日本人の扱いにもなれていて、レストランの予約なんかもヘルプしてくれました。

利苑の小龍包。小龍包が有名な店は数あれど、この店のものが私の中では圧倒的なナンバーワン。ホントに素晴らしい完成度。
798は欧米人を中心とした観光客だけでなく、中国の若者のデートスポットにもなりつつあります。このスケールは他にはなかなかないでしょう。
北京の駐在員奥様も足しげく通うマッサージ店、東方大班。きれいな個室で、20分の肩・首・背中と70分の足裏マッサージで、2,500円くらい。

さて、このあとマッサージを挟み(目まぐるしい!!)訪れる晩ゴハンのお店が、ワタシの今回のアテンドでのナンバーワンでした。名前は『都江源』。昔ながらの胡同にある四合院を、フランス人のご主人と四川省出身の奥さまがリノベした、素敵な空間。そして、なにより、美味しい!! とてもじゃないけど、今回は書ききれないので、次回に持ち越し。長いな〜二日目。ではでは、今回はこんなところで。再見!