from プーケット - 15 - 庶民の台所、
ローカルマーケットに行ってみよう!!

(2012.10.22)

スーパーで食材が買えるような時代になっても
ローカルマーケットは健在。

雨期真っ盛りでガンガン雨が降っていたプーケットにもようやく晴れ間が訪れ、ハイシーズン到来の兆しが感じられます。みなさんいかがお過ごしでしょうか?  

夏休みもアッという間に終わり、気づけば10月……。日常の生活にどっぷり溶け込みすぎて、ニート状態。意外にアクティブに観られるのですが、実はひきこもりなので、お出かけもやっぱり近所オンリーです。それはそうと、一時帰国して「プーケットに住んでいるのぉ~。」と自己紹介すると、「電気とかある?」「家とか風とかでとばされない?」とかいわれちゃったりするのですが、最近はこんな辺鄙な近所にも小さな外資系スーパーなんかもちゃんと存在しているのですよ、プーケットは!!

スーパーで食材が買えるような時代になっても私の愛するローカルマーケットは健在です。ということで、今回は、数少ない私のお出かけスポット、庶民の台所でもあるローカルマーケットをご紹介しちゃいましょう♪

プーケットタウン界隈のタラートは
おしゃれなムードなので……。

タイ語で「タラート」と呼ばれるマーケットの開催時刻は3時ぐらいから。お店によってオープン時間が微妙に変わります。もちろん場所も日替わりです。滞在先のホテルレセプションに「タラート(マーケット)にいきたいですけど。」と聞けば絶対に(?)教えてくれるはずです。ちなみに、私が住んでいる島南部のシャロンエリアは毎朝朝市が開催していますよ。(プーケットの中心地、プーケットタウンは、毎朝3時ぐらいから開催しています……。)

そうそう、土日には観光客が沢山やってくる大きなタラートがプーケットタウン界隈で開かれてお買いものには良いですが、日本のデズニ―ランドでも販売しているスペインの揚げ菓子「チュロス」やトルコ料理のケバップを販売している屋台が出店する他、日本の女性ファッション誌に登場しそうなロマンチック系の洋服(生地がペラッとしているところがメイド・イン・タイランド!)がこれまた甘い内装の店内で売られている店舗が結構あり、今や世界中からバイヤーが集まるというバンコクのウィークエンドマーケット「チャトゥチャック」をかなりコンパクトにしたバンコクのおしゃれなムードが漂っているので、地元カルチャーの面白さを追求するには、やっぱりローカルでしょう。

やっぱり果物はマーケットでしょう。
タイ料理には欠かせないナマズさん。
市場内をうろつく。

さっそくマーケットの中を歩いて観ましょう。なんとも、キッチュなアジアンな雰囲気。おしゃれもいいけど、アジアに来たらコレでしょう。このキッチュな雰囲気と、湿った空気と食べ物、すれ違う人の匂いがゴッチャリ混じり合った、独特な匂い。これですよ。これ。そうそう、価格破壊のスーパーと張り合う近年は、売新鮮さは命です。日本ではなかなか見つけられない、スーパーでも買えないグロイ食材もかなり豊富に揃っています。

ブルースポットスティングレイって観賞用じゃないですかっ??
魚屋さんの片隅にてアクセサリーパーツ発見!

最近市場で流行りなのが中古品。古着屋さんや中古ショップ。いつも古いタオルやマットやらが山積みになって主婦らしき人でごった返しています。む、ムッ。タイ人主婦の財布もかたいのか? ? おっと、中古ショップに並ぶロレックス。「もしかしたら本物なんじゃ……。」なんていやらしい考え方をするのはアタシだけでないことは確かです。エリア内には婦人用洋服売り場もあります。なんだかとっても体のラインにピッタリなお洋服が揃っています。アラフォーのおばちゃんは、ここでは洋服は絶対に買いません。いいえ、間違っても買えませんっ。

なにやら怪しい物が陳列中。
微妙な表情のチェ・ゲバラTシャツ発見。

もちろんおいしい屋台も豊富です。焼きたて1個5バーツ(20バーツだして、ビニール袋に4つ入れてもらえたから……。日本円で1個13円ぐらい)のニラ饅頭「カノム・クイ・チャーイ」、だいたい1ピース20バーツぐらい(日本円で40円??)のお値段で、頼めばオニオンチップスも付けてもらえる揚げたてのタイ風フライドチキン「ガイトート」、ゆでトウモロコシ「カオポート・トム」(1本20バーツだった……。)

あ、余談ですが黄色いトウモロコシと混ざって売っている白っぽい色をしたトウモロコシは「カオポートカオニャオ」というモチモチした食感のトウモロコシですっ。おばあちゃんが手作りしたらしきココナッツミルク味のタイのカスタードプリン、カノム・モーケンを始めとするタイ生菓子、1キレ10バーツぐらい……。(横におばあさんが座っていたから、あくまでも推測。)などなど、たぶんお腹が空いている時間に行くとアレもコレもと購入し、夕飯も同時にすませられること間違いなしのダイエット中の方には危険なスポットです。

タイ屋台の良い所は「20バーツ分下さ~い。」といえば値段分販売してくれるところ。なので、これなら値段が表示されていない屋台でもこれならOK!大抵おやつは屋台1つで、20バーツ(約52円)で済ませたいところです。
 

ということで、美味しさ100倍、ニッチ度200倍。リゾートではないほんもののプーケットライフを垣間見てみたい人は是非、ローカルタラート(市場)に訪れてみてはいかがでしょうか~☆


左・ネズミ取りは、おたまやお鍋を売っているお店で販売中!
右・カレーペーストは家で作るのではなく買う人の方が多いのが近年のタイの台所事情。

左・揚げたてのフライドチキン(ガイトート)はこれまた、たまらないっ。
右・タイの生菓子大集合~♪

 

★ワンフレーズ タイ語で言ってみよう!

「20バーツ分下さ~い。」は、タイ語だと「アオ イーシップバーツカ〜。」になります。(男性は、語尾がカーではなく、カップです!