マッキー&マッハのトラベルトリッパー クイーンズランド州ケアンズ編 - 8 - 『オーシャンスピリット・クルーズ』PM編!!

(2010.09.21)

『オーシャンスピリット・クルーズ』では午後もあります。午後からはまた自由行動、島に戻って野鳥観察も良し、日焼けするのも良し、シュノーケリングも良し、ダイビング班もいます。ダイビングは体験とファンダイブがあり、相方マッハ君はライセンス取得者なので、ファンダイビングへ。マッハ君、かなりの海好き。ジャックさんと意気投合です。もしや移住? ダイビングいいなぁ……と思う私、ただ、そんな人達の為に『オーシャンスピリット・クルーズ』では半潜水艇があり、シュノーケリングでは行けないもう少し深い所まで気軽に散策する事ができるのです。

これが潜水艇。ボートの様に見えますがこれが潜るんです!船の船底、両サイドに窓があり、二人掛けのシート、操縦は可愛いレディーが担当。ハッチが閉められ、しばらくはそのまま航行、そしていよいよ潜水開始、ドキドキです。最初は勢いよく潜るので、窓からみえるのは泡だらけに。

潜水艦の中からのショット。(byマッキー)

海底まで辿り着いたら、止まって見せてくれます。実際は、もっとクリアに見えます。窓の側まで魚たちが寄ってきたり、ウミガメも悠々と泳いでいたり、と思ったら凄い早さで視界から消えて行きました。ウミガメって泳ぐの思った以上に早い! そして私が一番好きだったのはサンゴ礁が連なる岩の洞窟を通る所、こんな経験初めてでした。本当に皆さん是非経験してほしいです。

そして相方マッハ君はと言うと、帰ってくるなり水中の映像を見せてくれました。

FLASH: 動画1

写っていたのは、最初の黒いのがスジアラ、珊瑚の上にゆったり群れていたのが、デバスズメダイ、コガネスズメダイといっしょにモンスズメダイ(黒)とモンスズメダイ幼魚(尻尾が黄色)。一面の珊瑚礁。
場面変わってニモ発見!! バリアリーフアネモネフィッシュ。イソギンチャクと戯れてるののか隠れてるのか?通称クマノミ。かわいい。そして出ました、大シャコガイ。地球上で最大の貝で体長は1メートルを超え、体重は200キロを超えるという。この貝も手の大きさと見比べて下さい。本当に大きい。そして近づくと動くのでちょっとびっくり。
チョウチョウコショウダイ、確かにタイに似てるけど、お造りで出てきたらちょっと……
ヤシャベラに、最後がロウニンアジのクリー二ング 、ロウニンアジの周りに小さい魚が2尾いて、エラや体に付いたゴミや寄生虫を食べてくれています。

「ロウニンアジの体をクリーニングしている姿はあまり観る事できませんよ。ロウニンアジ自体があまり止まらないので!これは結構ラッキーでしたね!」とはジャックさん談
他のダイバーはウミガメも見れたと言っていた。マッハ君残念。

マッハ君曰く、「ここ2年位潜って無かったからちょっと不安だったけど……」といいながらも、親切なガイドで120%満喫してました。ダイビングをした人達が帰ってくる時間に、ちょうどデザートタイム。このケーキかなり甘かったですが、ダイビングしたり冷房で冷えきった人の血糖値を上げる為に、わざと甘くしているらしいですよ。

 

あれ?船長さんがミュージシャンに!私のリクエスト、ジャックジョンソンも歌ってくれました!
窓から溢れる夕日の光と船長さんの歌がとってもロマンティックな時間でした。

最後に、スパークリングワイン登場~!さすが、この船はクルージング船ですね!たくさんのエンターテイメントが用意されています。最後まで私たちを楽しませてくれました。

 

シャックさんに聞いた、心温まるお話をご紹介します。
 

車椅子でもOK! なお話
『オーシャンスピリット・クルーズ』は、バリアフリーではないですが、車椅子の方が乗船される場合は、ボートの乗り降りなどスタッフが全面サポートしてくれます。なので、ちゃんと“ミコマスケイ”にも、行けます。そこで、目の前に青い海を見た車椅子の方が、足だけでもちゃぽちゃぽさせたいとの思いで、海に入られました。感覚はないけど、みんなと同じように海に入ったという経験がものすごくうれしかったと語られたそうです。

85歳のおじいちゃんがダイビング!? のお話
『オーシャンスピリット・クルーズ』」では、体験ダイビングも出来ます。ここのインストラクターは10年以上ダイビングをしているスタッフがほとんどで、あらゆる経験があるのでどんなトラブルにも対応可能で、安心して体験出来るそうです!

それにしても、85歳のおじいちゃんがダイビング!?とかなり驚きですが、健康診断の結果問題はなかったので、では! と言う事で体験されました。こういう、本人の思いを大事にする所もここのスタッフの素敵なところですね。
おじいちゃんは、亡くなられる直前までここでのダイビングの体験を自慢気に嬉しそうに話されていたそうです。

水中でプロポーズ♡のお話
ダイビングでは会話が出来ないので、ハンドシグナルで意見の疎通をするらしいですが、それはOKだったり問題あり! など4つ程度。そんな水中でも自由に会話を楽しむ事が出来る人達がいます。それは手話で会話ができる人達。耳が不自由な方が体験ダイビングをされた時のお話。男性ダイバーがおもむろにウエットスーツの中からある物を取り出し……泳いでいる彼女の薬指へ。彼女の目を見つめながら右手の親指と左手の小指をゆっくりとくっつけ、手の平を合わせ……それは、結婚して下さいの手話でした。

なんと、男性ダイバーは水中でプロポーズしたそうです。
もちろん、返事はOK!

ここに紹介した以外にも、たくさんの幸せなエピソードがあるそうです。

やはり、ここは楽園の島であり最近はパワースポットと呼ばれている場所なだけあります。
「でもそれは、パワースポットだからパワーをもらうのではなく、自身がその場に行って何かを感じパワーを頂くからパワースポットなんです。事前にミコマスケイやサンゴ礁の知識があってこそ、大自然のありがたさが分かって何かパワーを得るんじゃないかな?」とジャックさんは言っていました。
だから、船の中で、少しだけサンゴ礁の話をするのだそうです。

本当に壮大な大自然の中に身を置くと、不思議と自分が生きていられる事に感謝するんですよね~。
人って感謝出来た瞬間、生きる原動力みたいなのをが湧いてきますね!

ミコマスケイ、とても美しく、行けて本当に良かったです。
9時間のクルージング、最高でした~!

 

『オーシャンスピリット・クルーズ』
http://www.oceanspirit.jp/
上記HPから予約出来ます。
料金も細かく記載されています。

ミコマスケイに行ける船は2社と紹介しましたが、この『オーシャンスピリット・クルーズ』は、船の中で出た汚物は海の中に流さず、ケアンズまで持ち帰りバキュームで吸い上げるそうです。
美しいミコマスケイ、サンゴ礁、熱帯魚を守る為にも、そういった配慮まで考えている方の船を選んで欲しいです。(byまっきーの願いです!)

 

 

クイーンズランド州政府観光局
http://www.queensland.jp/