from 鳥取 – 30 - 鳥取発“ガイナーレ”式サッカー観戦のススメ。

(2009.09.29)

黄金色の稲穂が輝き、ピンクや白の可憐なコスモスが咲きはじめ、すっかり秋モード全開の鳥取です。秋といえば私の場合は万年食欲でしたが、今年はちょっと違います。スポーツ、それもサッカーの秋をどっぷり満喫しています。なんて書くと、さもサッカーをプレーして楽しんでいるようですが、実は観る・応援するのが専門。でもそれがとっても楽しいことを発見したのです。

鳥取には「ガイナーレ鳥取」というサッカーチームがあります。現在、JFLというアマチュアのトップリーグに参戦中。日本最高峰のプロサッカーリーグJリーグへの昇格に必要な一定条件を満たしている「準加盟チーム」なので、今Jリーグに一番近い位置にいるといってもいいかも。そして今年こそ悲願のJリーグへの昇格を目指し、熱戦を繰り広げています。

そんな「ガイナーレ」を楽しむ方法を、私の独断と偏見でご紹介します。はじめはやっぱり直接観る方法。試合は主に中国地方で唯一のサッカー専用のスタジアム「とりぎんバードスタジアム」で行われます。観客席とピッチがすごく近いので、選手の熱い息遣いも気合もビシビシ感じられ、その一体感がたまりません! またホームスタジアムならではのグルメもおすすめ。選手とコラボした天然酵母パンをはじめ、オリジナル弁当などなどお腹も「ガイナーレ」一色に。さらにほぼ毎日あるトレーニングもなかなかおつなもの。HPではトレーニングの場所や時間が公開されているので、それをチェックしあとは行くだけ。爽やかな風がふく河川敷や広大な公園など、鳥取の豊かな自然も一緒に感じられ、リラックスムードで観戦ができます。

犬のお散歩途中にサッカー観戦ができるのも鳥取ならでは。ワンちゃんも見てるかな。
コラボパンの試作品をパクリの梅田選手。広島出身なので、広島風お好み焼きドッグを要望。

次は選手とふれあって楽しむ方法。これこそ「ガイナーレ」の魅力の真骨頂! もともとスポーツを通した地域振興をモットーにしているので、サイン会・交流会・サッカー教室・キャンプ・子どもと一緒に公園遊びなど、実にたくさんのイベントを開催・参加しています。選手は元日本代表やJリーグ経験者も多く、そしてイケメン具合もバッチリ! もちろん精悍な顔立ちの選手が多いのも確かですが、その人間性というか個性がとってもスペシャルなのです。そのスペシャルさがよくわかるエピソードをひとつ。イベントで鬼ごっこを子どもと一緒に楽しんでいたとき、思わず力の入った選手が本気で子どもをつかまえにいくと、子どもはたまらず「うわ~ん」と泣き出しちゃいました。そこからは選手全員で「ごめんね~」「大丈夫?」と平謝り。心から交流を楽しみ、そしてパワーを与えてくれるそんな人柄に子どもも大人もはまってしまうのですね。

大きなボールを使ってミニゲームをしたり、鬼ごっこをしたり。もちろんサインもしてもらいました。そして食事をかねた交流会も大盛況! 腕相撲やバランスゲームで選手に挑戦したり、豪華商品の当たる抽選会もあり。お酒も入り、子ども以上に大人がはしゃいじゃいました。
 

家族みんながサポーター。自作のサイン帳をひっさげサイン会へゴー。

最後はグッズで応援する方法。私のお気に入りは、オフィシャルグッズのTシャツ“GAINARE STYLE”。各選手の顔写真とキャッチコピーの入ったTシャツで、なんと38色から選べます。ちなみに気合で有名なGk・シュナイダー選手のキャッチコピーは「ダー!!」、関西弁を巧みに操るタイ出身のヴィタヤ監督は「なんやそれ!!」といった具合。ほかにも地元産のサツマイモを使った焼酎や日本ではまだあまり知られていない希少なワインを購入し、その収益の一部を寄付するといったサポート商品もあり。いつも「ガイナーレ」と一緒にいたいあなたに、おすすめです。

「がんばれ!」と応援し、それに応えようと必死にがんばる選手。それを見ている自分がまた励まされるといった感動のキャッチボールに、今私ははまっているのかもしれません。あなたもこの秋はスポーツで、そんな感動の仲間に入ってみませんか。

 

ガイナーレ鳥取