from 香川 – 1 -  今年も讃岐まんのう公園で幾多のドラマが繰り広げられる ようこそ! 小惑星「Mannoucho」へ

(2009.12.25)

みなさん、初めまして。
今回は、私の故郷である香川県・琴平町の隣町、まんのう町の素敵なスポットを紹介したいと思います。

 

国営讃岐まんのう公園

琴平町有する「さぬきのこんぴらさん」で有名な、金刀比羅宮から東へ約6㎞に位置する、まんのう町に日本で最大級のため池「満濃池」があります。

その昔、弘法大師空海が修築したと言い伝えられている「満濃池」を一望できる、自然豊かな丘陵地に、広大な国営讃岐まんのう公園があります。
この公園では毎月、様々な行事が催され、豊かな自然や、レクリェーションの場を提供するとともに、人と人とを繋ぐ輪を育成するなどの大きな役割を担っています。
春(3月)は、早春フラワーフェスタが開催されていて、多くの種類のスイセンが咲き誇り、春の訪れを今か今かと待ち望んでいたかのようでした。
花・植物などが元気に芽生え、大自然の強い息吹を感じられる時でもあります。

 

 

秋(10月)はコスモスフェスタが開催され、コスモスが、もう本当に、想像を絶するくらいあたり一面に咲き誇り、コスモス畑の中で写真撮影をする人もいれば、広大な芝生から眺めてゆったりとした時を過ごす人達、遊具を使って遊ぶ家族連れなど、自然の雄大さに包みこまれるように、無邪気に遊んでいました。
周囲の山々や木々からは、秋の訪れを感じさせる光景が広がっていました。

冬(12月)季節は師走…
一歩外へ出ると街はクリスマス一色……。街のあちらこちらから、楽しそうなクリスマスソングが流れ、一面光のアートに包まれてきます。まんのう公園でも、一年に一度しか見ることのできない光の祭典『ウィンターファンタジー』!! 冬の風物詩である今年最大のイベントが11月28日(土)から始まりました。期間は来年の1月3日(日)までです。

耀く光の効果はスゴイ!身を切るような寒さの中でも、光を見ると、一瞬のうちに、魔法にかかったかのように心が解放され、その美しさに魅了されてしまいます。

 

『ウィンターファンタジー』きらめく光の世界

香川県は比較的温暖な地域で、この時期に雪が降ったり、氷点下になることは少ないのですが、寒波の影響もあって、日本のあちこちで積雪情報が流れ、ここ琴平町でも身を切るような冷たい風に混じり、粉雪が舞う朝でした。

いつものように、新聞に目を通していたら、“まちおこしへの贈り物”というタイトルの記事発見! え? まんのう町? 小惑星? まさか?
記事によると、太陽系の小惑星の1つが、まんのう町(合併で誕生した新しい町)にちなんで「Mannoucho」と名づけられたそうです。命名を発案したのは、旧宇宙開発事業団で、宇宙飛行士の選抜やスペースシャトル打ち上げの責任者を務めた日本宇宙フォーラム参与の寺門さんだそうです。(まんのう町と寺門さんに結びつく所以は省略)
寺門さんは、小惑星の名前が未だなかったことで、日本最大級のため池「満濃池」の大きさを知り、また合併し新しく生まれた町だから、命名したというから面白いね。

そうだぁ~。友人がつい最近、「まんのう公園で、今開催している冬の『ウィンターファンタジー』を観に行ったらすごくよかったよ~。香川にも、神戸や東京に負けないくらい、あんなに素晴らしい所があったんだ~。キミちゃんも是非行ってみて!!」と、感動して言ったのを思い出し、隣町に住んでいながら、今、まんのう公園で開催されている『ウィンターファンタジー』を一度も見に行ったことがない私は、今年こそは、光に包まれ感動したい!!という衝動を抑えきれなくなりました。そうと決まったら……。

バッチリ防寒対策を行い、午後5時過ぎに我が家から愛車を走らせ、国道32号を通って、15分くらいで国営讃岐まんのう公園に到着です。
入場料金を支払い、いざ園内へ! 駐車場にまずは車を停めて……と。すると、厳しい寒さと、薄暮の時間帯にも関わらず、駐車場もすでにいっぱいです。
おそらく今日はいろいろな催しものもあり、夜も花火が打ち上げられるから人も多いのでしょう。それに、高速道路の休日割引1000円の効果は絶大!県外ナンバー車もちらほら見かけます。県内外多方面から来ているようで、人気の高さを伺わせます。

さて、車から降り、どんな光の世界が私を待ち受けているのだろうと、わくわくしながら、期待に胸を膨らませ、まずは、エントランス広場へ直行です。
おっと!いきなり、正面玄関で、まんのう公園のマスコットキャラクターの“ドラ夢くん”のお出迎え!!多くの子供たちが戯れる中、私も童心に戻り、一緒に記念撮影! (こんなに寒いと、中の人と替わってもらいたいくらいですよね。)

エントランス広場から、さらに南へ進むと、もうそこは見慣れた公園ではなく、輝く星☆に包まれた未知の小惑星に来たみたい。スゴ~イ!!
これぞ圧巻です!!胸の高鳴りが増していく瞬間です。
正面には、ドラ夢くんトピアリー、シンボルツリーのイルミネーション、広場の両サイドには園内に誘導し、包みこんでくれるかのように小高い光のオブジェ。

 

 

ふと見ると、園内に響くハンドベルの音と重なり合って、冬の夜空に奏でる音符のように、ふわりと飛び交うシャボン玉。正面には、黄金のシャンパングラスタワーが色鮮やかに輝きを放っています。

風花の庭のイルミネーション、園内に広がるグランドイルミネーションは、もう、思わず声にならないほどの美しさです!!

もうそこは、冬空の中で自然と光が創りだしたオーケストラ会場といっても過言ではないでしょう。ものすごく綺麗でしたよ~。

 

 

花火の祭典

粉雪が舞い、光が降り注ぎ、心が光へと導かれる…思わず言葉にすることができないくらいの美しさに魅了された、今年最大の冬のイベント=『ウィンターファンタジー』
そのフィナーレとして、大輪の華を夜空に描く花火の時間がやってきました。
クリスマス定番の、山下達郎の音楽(私的には、EXILEのLast Christmasが良かったけど。)にあわせて、まんのう公園の上空を大輪の花火が彩りました。
冷たい風にゆれるホワイトの光で彩られた巨大クスの木の背景で、夜空のキャンパスに描かれた光と花火の融合に圧巻です!!。

周囲には、いつの間にかすごい人、人、人。
一発、一発打ち上げられる花火に観客は、拍手と、わぁ~きれい~という歓声で応え、寒さも忘れて、童心に帰る瞬間。感動の渦。
久しぶりだなあ・・こんなに感動するのは・・
美しい、という思いと、何故か、ありがとうという感謝が、心にしみ込む瞬間でした。
そして、気がついた頃には、園内は家族、恋人達などで人が溢れ返り、大きな賑わいをみせていました。
美しい花火の背後には、冬の澄んだ夜空に星が輝き、園内の幻想的な35万球のイルミネーションの狭間からどこからともなく現れる人達、まさに別世界の小惑星に来たかのような錯覚に陥る瞬間でした。感動した私は、園内に、少し感謝の気持ちを置手紙にして、帰路に向かいました。
私にとって、今年最後の花火が、素晴らしい光の奏でるまんのう公園で観賞することができ、本当に充実した時間となり、そして思い出になりました。
皆さんにも是非!この感動を味わって欲しい。
今年の花火は終わったけど、1月3日まで、イルミネーションは続きます。
香川県まんのう町・国営讃岐まんのう公園へ来て見て、さらに小惑星の魅力を心発見してほしいです!!
無限の世界へ!! きっと新しい発見の連続が待ってるから。