from 北海道(道央) – 43 - 「第30回さっぽろホワイトイルミネーション」開催中!!

(2010.12.07)
「テレビ塔」の左上には満月が。今年も幻想的な「さっぽろホワイトイルミネーション」が開催中。

気が付けば、今年も「あっ」という間に12月。

「師走」とはよく言ったもので、毎年この時期になると、「これから4か月は、時間が経つのは本当に早い。だから、毎日をいつも以上に真剣に取り組まなければ」と、より現実的に考えるようにしている。

いきなり「言い訳」になるが、今シーズンの年末年始は例年以上に多忙を極めるだろうと考え、本日掲載の写真は昨年12月に撮影したものを使用していることを、まずはお許しいただきたい。

 
「さっぽろホワイトイルミネーション」。

今年で30回目を迎え、先月26日から来月2日(大通会場)までの間、大通公園を中心に幻想的な「光の空間」に、札幌市民や札幌を訪れた観光客の皆さんは引き込まれることになる。

1981(昭和56)年12月12日に、大通公園で始まった札幌では比較的歴史の浅いイベントであり、そのシンボルとなる「オブジェ」自体、毎年使用されるものが多いことから、例え昨年の写真とは言え、全体の雰囲気に大きな違いはないのだ(言い訳)。そこが、「雪まつり」で造られる雪像が毎年異なるデザインであることとの「大きな違い」なのである。
 
今では、全国あちらこちらに様々な光のオブジェがこの季節には登場するが、「雪」と「光」に彩られる札幌ならではの「ホワイトイルミネーション」は、まさにこの「地」でしか楽しむことができない。
 

クリスマスツリーと飾りボール。
「好きです SAPPORO」は、市民の合言葉。
札幌の花「スズラン」をモチーフに。
札幌の木「ライラック」をモチーフに。ちなみに、札幌の鳥は「カッコウ」。1960(昭和35)年11月に制定された。
大通公園に植えられた木々がライトアップされて「光の森」に。

また、最近では、1972(昭和47)年に夏のオリンピックを開催した縁で札幌の姉妹都市となったドイツ「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」が、クリスマス・イブまでの間公園内では開催され、グリューワインなどを楽しみながら恋人同士、家族皆で北の大地の「クリスマス」を楽しむのだ。

「ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー(アメリカ・ウィスコンシン州)」という、ビール造りの盛んな北緯43度線付近の都市としての某ビール会社のCMが昔流行したこともあったが、近年は「グリューワイン」の街同士の新たなキャッチコピーも作れそうな感じがするほど、北海道にもグリュー・ワイン(ホット・ワイン)を飲むという習慣が定着してきたようにも思える。

「ミュンヘン・クリスマス市」は大勢の市民たちで賑わう。
会場内では若手歌手によるライブも開かれる。
サンタさんの衣装を纏ったスタッフは、子どもたちの人気の的。

 
そうそう、クリスマスと言えば、皆さんそれぞれがお気に入りの「クリスマス・ソング」をお持ちでしょう。

自分は、1978(昭和53)年にEaglesがカヴァーした「Please Come Home for Christmas」、映画『ダイ・ハード』で耳にすることのある「Let it snow, let it snow, let it snow!」が、札幌で過ごした青春時代のクリスマスの想い出。この時季の大通公園を歩くと、なぜかこの2曲が自分の脳裏を心地よく通り過ぎてゆくのだ。

多少早目のご挨拶となりますが、「Mery Christmas!!」。皆さん、よい年末をお過ごしくださいませ!!
 

「南1条通り会場」は、街路灯と分離帯の木々に飾られた電飾との光の競演。