from 鳥取 – 53 - 鳥取県に「琴浦ぐるめストリート」開通!? 今夏は琴浦グルメを召し上がれ。

(2010.07.16)

「鳥取で今どこが暑い??」。いやいや「どこが熱い?」と聞かれると真っ先に「琴浦(ことうら)町」が浮かんできます。

その「琴浦町」、鳥取県の真ん中あたりにあります。倉吉駅から車で西に向かい約30分。静かでのんびりした沿線が続く国道9号を走っていると突如、競わんばかりににぎやかなのぼりがたっています、まさにそこが琴浦町。
 

あごかつカレーののぼりがはためく国道9号。

 
数々ののぼりの中でも一際目をひくのが、「あごカツカレー」ののぼり。鳥取で「あご」といえば、「飛び魚」を指し、これをちくわにしたあごちくわは鳥取県土産として堂々たる地位に君臨しています。特にここ鳥取の中部では「あご」はソウルフードといっても過言ではありません。家庭でお母さんが手を抜く日も抜かない日も食卓に登場する地元の味となっている「あご」。そんな「あご」が「あごカツ」という装いをし、しかもカレーとドッキング!? 想像できない味がゆえに想像力を掻き立てられます。早速お店をのぞいてみました。

見た目は普通のカツカレー。

出てきたカレー、見た目はカツカレーそのもの。ところが、あごの香りが漂ってきて食欲をそそります。軽い衣で揚がったカツの口当たりはサクッ。それでいて噛むと弾力もあり、あごの旨みがじゅぅっと出てきます。あごだしが入っているというカレールーもあごカツによく合っていて、シェフの腕前に感心しました。一緒にいった友達は魚好きではないもののあっという間に完食。「普通のお肉のカツよりもヘルシーで旨い。」と隣接する店のあごカツカレーにもチャレンジする勢いでした。お店の人によると最近では「あごカツカレー」を目当てに来客されるお客さんが後を絶たないとのこと。

あごカツカレーを楽しむお客さんたち。

それもそのはず、鳥取県内ではこの「あごカツカレー」はなかなかの評判になっていて、県内で行われたB級グルメコンテストでもグランプリを獲得するなど注目されているのです。
また、琴浦町ではあごカツカレー以外にも「あごバーガー」、「あごつみれラーメン」、「あご刺し丼」など地元で愛されるB級グルメが続々と登場しています。

実はこの動き、「琴浦グルメストリートプロジェクト」なる仕掛け人たちによるものなんです。

今年の3月に鳥取県の東西を結ぶ高速道路(山陰道)の一部が琴浦町にも整備され、アクセスが良くなる一方で今まで交通の要であった国道9号の交通量が減少し、町が閑散となることに危機感を感じた商店主らが結集。

メンバーの顔ぶれはおまんじゅう屋さんや蒲鉾屋さん、洋菓子屋さんにお米屋さん、鰹ぶし屋さん、お食事処と幅広で、とてもユニークな面々。私も幸運なことにこのプロジェクト会議に参加していますが、こんな会議があったのかと思うほど時間を感じさせない笑いとジョークのオンパレードに腹を抱えて笑っています。このパワーが地域の人をどんどん巻き込み、それが伝わって、「琴浦ファン」続出という社会現象になればいいなと思います。

そしてプロジェクト第2弾のグルメ企画「琴浦海鮮丼バトル」が今月17日からスタートしています。琴浦町の赤碕港で水揚げされた海鮮こだわり丼をなんと一杯1,000円以内という驚きの価格で8社のお店が提供します。お客様の投票により「琴浦海鮮丼」ナンバーワンを決定。投票された方には抽選で鳥取の特産品が当たるという嬉しい特典付きです。是非この夏は‘熱い’琴浦町においでください。

 

琴浦海鮮丼バトル

会期:7月17日(土)~8月22日(日)
会場:鳥取県東伯郡琴浦町9号線沿いの各店舗(海、海陽亭ポート赤碕店、ごだいご、くつろぎ亭、ひこべえ、みなとガーデン、味処楽、すし若東伯、アプト店、グレイン)
お問い合わせ:琴浦町観光協会Tel.0858-55-7811

 

あごカツカレーが食べられるお店
 

グレイン

Tel:0858-52-1211
住所:鳥取県東伯郡琴浦町八橋391-2
営業時間:11:00~16:00、17:30~22:00
定休日:水曜日

こがね

Tel:0858-53-0053
住所:鳥取県東伯郡琴浦町八橋391-2
営業時間:8:30~22:00
定休日:月曜日

くつろぎ亭ひこべえ

Tel:0858-52-1028
住所:鳥取県東伯郡琴浦町丸尾250-1
営業時間:11:30~14:00 17:00~24:00
定休日:火曜日