from 鳥取 – 36 - 冬の鳥取砂丘は「イリュージョン」&「砂の美術館」でロマンチックに。

(2009.12.11)

冬の夜のイルミネーションって、なぜあんなに綺麗で、ロマンチックなんでしょうね。
冷たくキーンと澄み切った空気が、電光を潤ませているように見えるからでしょうか?
イルミネーションで彩られた街を歩く人々の顔は、なぜだかとても幸せそうにみえます。
たくさんの人が行き交う都市のイルミネーションも素敵ですが、鳥取ではこんなイルミネーションを楽しむことができますよ。

鳥取砂丘イリュージョン。 ©鳥取砂丘新発見伝実行委員会

それは、山陰最大規模を誇る「鳥取砂丘イリュージョン」。当初は1回限りのイベントとして2002年に開催されましたが、今後も続けてしてほしいといったたくさんの声を受け、今年で7回目を迎えることになりました。今では冬の砂丘の新たな風物詩として、すっかり定番となっています。毎年20万球以上のイルミネーションが施され、会期中はクリスマスにちなんだイベントも開催されるなど、県内外より多くの人が訪れます。

今年は「鳥取砂丘と環境」といったテーマに基づき、消費電力の少ないLEDや竹キャンドルによるライトアップ、発電を体感できるエコ自転車コーナーが登場するなど、まさに環境にやさしい内容です。
また、砂でできた彫刻(砂像)の展示や、ライトアップのデザイン(一部)を一般より募集するといった新たな試みも加わり、ますますパワーアップしたイベントになりそうです! ほかにも、イリュージョンを室内から眺めながら日替わりで地元バンドの演奏を楽しめる、「イリュージョンライブ」などが開催されます。

みどころはこれだけではありません。なんと、鳥取砂丘自体をライトアップしてしまうといった、ある意味、無謀?ともいえる演出が行われます。

鳥取砂丘、馬の背のライトアップ。

鳥取砂丘は国立公園に指定されていて、保全・保護のためにいろいろと利用規約がありますが、環境省の許可基準特例措置(全国初の規制緩和事例)を受け、イリュージョン開催2回目以降より実施されています。ライトアップされるのは通称・馬の背と呼ばれる砂丘のメインスポットで、標高は 47メートルもあり、その広大な砂の丘が闇に浮かび上がる姿はとても幻想的です。

普段は決して見ることのできない、鳥取砂丘の夜の光景。ロケーション、スケールともに型破り的なライトアップといえるでしょう。「鳥取砂丘イリュージョン」では、華やかなイルミネーションと、広大な自然のライトアップの両方が楽しめるわけですね。

さらに、会場近くでは「砂の美術館 第3期展示」も開催中です。「砂の美術館」とは、すべて砂でできた彫刻(砂像)の期間限定のミュージアム。イリュージョン会期に合わせ、クリスマス特別企画「音楽と光のファンタジー」も開催されますので、こちらもぜひお立ち寄り下さい。

今年の冬は、鳥取砂丘でロマンチックな夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 

 

「鳥取砂丘イリュージョンⅦ」

会期:2009年12月12日(土)~26日(土)
時間:18:00~22:00 ※26日は21:00まで
場所:鳥取砂丘市営駐車場周辺(鳥取市福部町湯山)予定
問合せ先:鳥取砂丘再生会議利活用部会事務局 TEL:0857-22-0583 FAX:0857-22-0584
HP:鳥取砂丘イリュージョン公式サイト

 

「砂の美術館 第3期展示」

会期:2010年1月3日(日)まで ※クリスマス特別企画「音楽と光のファンタジー」は2009年12月12日(土)~26日(土)
時間:詳しくは下記公式サイトをご覧下さい。
観覧料:一般300円(250円)、小中高校生200円(150円) ※( )内は、20名以上の団体料金 ※障がい者手帳所持者は無料
場所:鳥取砂丘情報館サンドパルとっとり隣接地(鳥取市福部町)
問合せ先:鳥取砂丘情報館サンドパルとっとり TEL:0857-20-2231 FAX:0857-20-2232
HP:砂の美術館公式サイト

 

期間中、鳥取駅から「鳥取砂丘イリュージョン」「砂の美術館」へ直行する便利なエクスプレスバスが運行されますので、どうぞご利用下さい。詳しくは下記URLをご覧下さい。

鳥取県観光情報 直行エクスプレス