from 鳥取 – 2 –  美味なる卵「天美卵」

(2008.06.17)
 我が家の娘が好きなテレビ番組のひとつに、『おじゃる丸』というアニメがあります。その主人公である優雅で優美なお子ちゃま「おじゃる丸」の大好物はプリン。毎日ひとつは食べないと気が済まないのだとか。確かにプリンは魅力的なお菓子で、ある意味「懐かしい」感じがするものですよね。あるフランス料理のレストランで(結構高級店)、「実はデザートの中で男性客に一番人気なのは、プリンなんです」と聞いたときには、なるほど~、と深く頷いてしまいました。

 そんな、郷愁を誘うような魅力的なプリンを、先日お取り寄せしてしまいました。そのプリンの素になっている卵と牛乳と一緒に! 結構満足感の高いセットでしたよ~。
 鳥取県の八頭郡(これ、ヤツガシラグンではなく、ヤズグンと読みます)に、大江ノ郷(おおえのさと)という自然牧場があり、そこで元気に元気に生活している鶏たちが生む卵は「天美卵(てんびらん)」と名付けられています。実は数年前から「食べてみたいなぁ」と狙ってはいたのですが、およそ1個100円するので、普段スーパーマーケットで買う卵の値段を思い浮かべると、二の足を踏んでしまっていたのです。ましてや、「化粧箱入り30個」の存在しか知らなかったものですから。ところが、ふと気になってホームページを検索してみると、色々なセットがあるではありませんか!?
 
プリンとのセット、シフォンケーキとのセット、たまごスープとのセット。色々悩んだあげくに、私は「卵10個、プリン6個、牛乳1パック」のセットの項をクリック。その夜は、おいしい卵がけご飯をいつ食べられるかと、ウキウキしながら床についたのでありました。
 ところが数日後、「ただいま注文が込み合っておりまして……生みたてをお送りしたいため、今しばらくお待ちください」とのメールが到着。ちょっと残念ではありましたが、はやる気持ちを抑えつつ「生みたて」をじっと待つことにいたしました。 

 それからおよそ1週間。来ましたっ! ワクワクしながら箱を開けると、まず目に飛び込んだのは一番上に置かれたかわいい写真。ひよこちゃんではありませんか。人間も含めて、動物のチビちゃんたちの姿は、和みますねぇ。
 それはさておき、ほんと、おいしかったです。フルフルのプリンには「卵黄たっぷり、って感じだね」との我が家の男子1名も満足気。娘ももちろん、大喜び。最近多い生クリーム系のプリンではなく、元祖プリン的な懐かしい雰囲気でよかったです。それに卵そのものも、卵がけご飯、ゆで卵、オムレツ、卵とじなど、あっという間になくなってしまいました。そういえばね、普通の卵でオムレツをつくると、いつもは最後にどうしてもスープ状のものが出て来てしまうのに、この卵の場合はまったくなし。ゆで卵をゆでる時、ちょっと油断してゆで時間を長くしすぎたのに、黄身の外側が変色することもなく。元気に育った鶏の卵というのは、味がおいしいだけではないんですね。これ、ちょっとした発見でした。

 たまには、こんなちょっとした贅沢もいいものですね。今度はシフォンケーキ・セットにしてみようと思ってます。

追伸:現地に行くと、シュークリームも売ってるらしいです。いいなぁ。

 

大江ノ郷自然牧場(おおえのさとしぜんぼくじょう)
http://oenosato.com

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箱を開けると、ひよこちゃんではありませんか。

元気に育った鶏の卵というのは、味がおいしいだけではないんですね。

ほんと、おいしかったです。フルフルのプリン。

今度はシフォンケーキ・セットにしてみようと思ってます。