from 鳥取 – 32 - 期間限定食材キャラ「まこもっちゃん」ただいま奮闘中!
(2009.10.29)お初にお目にかかります。「まこもっちゃん」です。“ちゃん”だけど、実は男の子。彼は鳥取県岩美町の特産品として売り出し中の「マコモタケ」のキャラクターです。
キャラといえば、時代はゆるキャラ®全盛ですね。実は鳥取県はゆるキャラ®の聖地。あの伝説の「第1回みうらじゅんのゆるキャラ®ショー」で、なんとグランプリ(ピアート)と安斉肇賞(トリピー)の2冠に輝いています。そんな逸材揃いの鳥取県の中で、ひときわ不思議~な「まこもっちゃん」につい最近出会ってしまいました。
とっても色白でひょろりとしていて、一見するとひ弱な正真正銘“草食男子”。なのに、オレンジのTシャツに緑の半ズボン、青いスニーカーというアクティブな装いのミスマッチさがそそられるキャラです。プロフィールは、平成16年10月1日(岩美町で始めてマコモタケが収穫され日)生まれの永遠の5歳。趣味は田んぼの友達、オタマジャクシやメダカと遊ぶこと。将来の夢は家族をたくさん作ることと、5歳児ながら少子化問題までも視野に入れているというなかなかのツワモノです。好きなものに“マコモ姫(ウフッ)”とあることから、今後は女の子バージョンも誕生か!? と色々と気になるキャラなのです。
彼の生みの親は「マコモタケ」というイネ科の植物。稲と同じように水田で育ち、茎の部分が食用になります。食物繊維がいっぱいで、低カロリー。ほんのりと甘味があって、タケノコやアスパラガスに似たシャキシャキとした食感で、サラダや炒め物、てんぷらにしていただくととっても美味! 我が家では軽く湯通しして、ぽん酢をかけて食べるのが流行中。また地元では色んなレシピも研究されていて、煮崩れしにくいので煮物や炊き込みご飯など、秋の味覚にもぴったりだそうです。また今後は、葉を使ったお茶や漬物などの加工品も販売予定。新しいマコモタケの魅力発見になりそうです。
成長中のマコモタケ。葉の高さは約2mにもなります。ほとんど農薬を使わない、安心な野菜です。 |
食べるのは白い茎の部分。直径約5cm、長さ20cmほどで、苦味やえぐみのないさっぱり味です。 |
“マコモタケ”は9月下旬から10月の下旬頃までしか収穫されない、超期間限定の食材。そのため「まこもっちゃん」も秋が大忙しです。試食販売のイベントから、運動会などの人の集まるところに登場し、大活躍中。短い足でいっしょうけんめい歩き、みなさんとの交流を深めます。
岩美町役場産業観光課・岸本さんによると「よくあるふわふわの着ぐるみではないのですが、その風船のような体つきとユニークな動きで、小さなお子さんからお年寄りまでとても人気です」とのこと。そんな「まこもっちゃん」、今年の大仕事としてこの秋鳥取砂丘で行われる「第4回ゆるキャラ○Rカップin鳥取砂丘」に初参加します! 多くの競合が勢揃いするなか、どこまで彼の魅力をわかってもらえるのか、今から楽しみ。もし会場で彼を見かけたら、気軽に「まこもっちゃん!」と声をかけてあげてくださいね。
まこもっちゃんのポロシャツ。役場の担当職員さんや生産者の方が着用し、PRに一役かってます。 |
葉を利用した、正月の注連飾り作りも始まりました。すがすがしい香りに包まれ、癒されます。 |
お問い合わせ
岩美町役場 産業観光課 Tel.0857-73-1416
http://www.iwami.gr.jp