from 鳥取 - 85 - ルビーの輝きを放つ
鳥取県の新ブランド豚、大山ルビー

(2012.01.10)

「大山ルビー」とは。

大山ルビーは、鳥取県中小家畜試験場で6年の歳月をかけ研究され、平成20年3月に完成した、鳥取県ブランド豚のニューフェイスです。

お父さんは、皆さんご存知のバークシャー種(黒豚)。お母さんは、鳥取県のオリジナル豚の大山赤ぶた。大山ルビーは、お父さんのいいところ(肉のきめが細かく、脂肪が美味しい)とお母さんのいいところ(脂肪交雑(サシ)や旨み成分(オレイン酸)が多い)を受け継いでいます。

全国に300種類以上ある銘柄豚のなかで、黒豚と赤ぶたの組み合わせは、大山ルビーただ一つ。まさにオンリーワンの豚なんです。子豚は、まるで動くぬいぐるみのよう。まさに、「食べちゃいたい!」くらいのかわいらしさ。あっというまに大きくなってしまうんですけど……。


大山ルビー(成豚)

大山ルビー(子豚)
お肉の特徴

黒豚と赤豚のおいしいところを受け継いだ大山ルビーのお肉は、旨み成分であるオレイン酸を多く含み、ちょっぴり赤身できめ細やか。まさに、宝石のルビーのような輝きを放っています。脂肪も、しつこくなく、まったりとした味わいです。

そんな大山ルビーは、焼き肉、トンカツ、煮込み、炒め物、和食、洋食、中華など、どんな料理にもぴったりです。

その中でも私のお気に入りは、「しゃぶしゃぶ」。食欲の落ちる夏の暑い時期は、少し冷やして生野菜と一緒にサラダ風に。大山ルビーならではの脂の美味しさが引き立ちます。余分な脂も落ちるので、メタボが気になる方にもおすすめです。


とんかつ

ロース肉

ゆで豚
大山ルビーブランド振興会の活動

大山ルビーを我が子のように大切に育てている農家6戸と流通業者2社とが連携し、大山ルビーを全国へ向けて情報発信していこうと立ち上げたのが、「大山ルビーブランド振興会」。平成20年3月に行われた発売記念式典は、平井鳥取県知事の出席のもと盛大に行われました。

大山ルビーのPRで忘れちゃいけないのが、「大山ルビーの日」。振興会では、12月13日を「大山ルビー(RB)の日」と定めました。なぜでしょうか?その答えは、大山ルビー(RB)という名前にあります。ルビーのRBの文字を、それぞれ分解してみると、
R=1+2 
B=1+3 
あら不思議、12月13日に。皆さん、ぜひ覚えてくださいね。

念願のキャラクターグッズ(バッジなど)も、間もなく完成予定です。癒し系のかわいらしい茶色い豚ちゃんが目印です。お肉同様、グッズもかわいがってくださいね。


発売記念式典の様子

キャラクター
今後の取り組み

少しずつですが、いろいろな場面で、大山ルビーを取り扱ってくださるところが増えてきています。実は、大山ルビーは、米子市に1万円以上のふるさと納税をされた方へプレゼントされる「ふるさと納税記念品」にもなっています。聞くところによると、数ある「ふるさと納税記念品」の中でも、人気商品の一つだそうです。ふるさとにも貢献でき、大山ルビーも食べられるなんて、なんともおいしい企画!

ご家庭で賞味するだけでなく、ホテルや飲食店でも味わえるようになってきました。お店も、県内だけでなく首都圏にも増えています。お店によってメニューは様々。趣向を凝らしたメニューがいっぱいです。お店の食べ歩きも楽しそうです。

現在、年間1,000頭という、まだまだ小規模での生産ですが、需要に合わせて規模拡大を図っていきます。今後も、大山ルビーを皆さんに提供できる場がどんどん増えていくことでしょう。
皆さんにお目にかかれる日も近いかも?

大山ルビー取り扱い店リストはこちらから
鳥取県農林水産部畜産課HP