from 北京 – 12 - 酔いどれ広報マン、”パーク”で朝食を

(2009.03.23)

ニイハオ! ようやく北京でも春の訪れをそこかしこに感じられるようになってきました。春と秋は、北京観光に適した季節。是非是非、皆さんに遊びに来て頂きたいものです。ワタシはと言えば、これからGWに近付くにしたがって企業のコミュニケーション活動も活発化、加速度的に忙しくなるものと覚悟しておりまして、春の到来は嬉しいような悲しいような。。。

昨年の夏前に、北京と上海で相次いで開業したパーク ハイアット。今回はその朝食をご紹介。

そんな忙しい毎日には、確実に「癒し」が必要。そこで、最近ワタシがハマっているのはズバリ「朝食」。普段は朝食を食べない、まさに”不健康代表”みたいなワタシですが、気分転換としての「朝食」はカナリ好きです。(例えば、旅行中の朝食とか。気分がアガりますよね)休日の朝を早起きすると、何だか一日が長く感じられて、得した気分になれます。それに、所詮は朝食ですから。ディナーよりはリーズナブルに贅沢を味わえるワケです。そんなこんなで、ココ北京で”アガる”朝食を求めて、欧米人のブランチ好きが集まるレストランやホテルなど、いくつか試してみました。その中で圧倒的なベストを、今回はご紹介。それは、昨年のオリンピック時期に開業したPark Hyatt Beijingの朝食ビュッフェです。

Park Hyatt Beijingは、北京のCBDと呼ばれるビジネスエリアのど真ん中に位置し、中国を代表するホテルである『中国大飯店』の前に位置するビル『銀泰中心』の最高層にあります。まず、何といっても63階のロビーからの眺めは抜群。もちろん「朝」ですから、もちろん朝日が昇るトコだって見れちゃいます。

エレベーターで63階にたどり着くと、目の前には横笛を吹く人のオブジェと、広がる夜明け前の北京の景色。
ビルの最上階で、自然光をふんだんに採光する造りは、東京のそれを彷彿とさせます。
テーブルからの眺めは絶景。左には建設中のWorld Trade Centerビル。右は先日火災で話題になったレム・コールハースによるCCTVビル。

さて、肝心の朝食は、66階メインダイニングの『北京亮』で。食事はビュッフェと謳いながらも、ビュッフェエリアに自分で取りに行くものと、オーダーで頼むものと分かれています。大まかには、メイン系とドリンクがオーダーで、サイド系は自分で取りに行く感じ。まずサービスはというと、ここは流石と言うべきか。ビュッフェでお皿に盛り終えたと見た瞬間、ススッと服務員が寄って来て「先にこのお皿をテーブルにお持ちします。他の料理も引き続きご覧下さい」とな。さらに、生ハム切ってもらうのを待ってたら、これまた「出来たら先に運んでおきます」って言うから頼んだら、ちゃんとオリーブオイルとペッパーを掛けてくれてあるし。芸が細かい! ツボを抑えてる!! 外資系ホテルと言えど、ココは中国。服務員のレベルにはガッカリさせられることは多いのですが、流石にココんちは違いますね。

ビュッフェエリア。これはサラダとパン、チーズのエリア。チーズの熟成がちょうど良かったのが、印象的。
切り分けてくれた生ハムに、フルーツプラッターのイチジクを添えて。うーむ、たまらん。
ヨーグルトだって、このプレゼンテーション。これは、ミックスベリーだったかな。

しかし何といっても、お楽しみは肝心のお料理。オーダー制のメイン系でしょう。お粥や麺、包子などの中華系から、オムレツやパンケーキなどの洋食系まで。オーダーラインナップは10種類程度と限られていますが、付け合わせまで凝ってますし、なんつっても食べ放題ですからね。ついついあれもこれも、ってなってしまいます。(貧乏性?)あと、特筆すべきは飲み物。これもオーダー制なのですが、グレープフルーツジュースがとんでもなくウマい。グレープフルーツをそのまま食べてるような感覚です。「朝食に行こう」って言うと、だいたいの人は難色を示しますが、ココは初めて人を連れて行くと、間違いなく感動してくれます。

リンゴのコンポートを乗せた、パンケーキ。奥にあるのが、ウワサのグレープフルーツジュース。
流石に中国のパーク、包子が旨い。明らかに包みたて、蒸したて。皮が旨いよ、皮が。
数人で訪れて、食い散らかした時の様子。このあと夜まで、全くお腹は減らず(笑)食べ過ぎ!!

じゃあ、これでおいくらかと申しますと・・・サービス料を込みにしても3,000円程度。北京最高レベルの朝食とサービス、これを高いと思うか安いと思うかはアナタ次第。北京に住んでる人には「タマの気分転換」として。北京に遊びに来た人にとっては、日程の最終日の朝、「シメ」の食事にいかがでしょうか?きっとみんな満足してくれるハズ。ではでは、こんなトコで今回は終了。再見!!