from 四国 – 8 - ジンベイザメとランデブー! 土佐清水でジンベイダイビング。

(2009.09.29)

前回のブログで紹介した通り、ついにあこがれのジンベイダイビングが実現しました。

正面に回りこんでパシャリ。

3年前、フィリピンのドンソルまで行ってジンベイスイムをしたことはあるんです。
その時は本当に野生のジンベイザメがたくさんいて、10m超の巨体を見ることができました。
ただ、WWFの管理の下スキューバダイビングが禁止されているため、息の続くわずか数十秒のランデブーのみ。

そんなあこがれのジンベイダイビングが地元でできたなんて……。
場所は高知県の南西端、土佐清水市。
足摺岬・竜串などの海の景勝地があり、高知県屈指の観光名所です。
実は私の祖父もここの出身で縁のある土地ですが、高知市からクルマで3時間ほどかかる遠さのため頻繁には行くことができない場所です。

この土佐清水市の以布利漁港の沖にある生簀にジンベイザメはいるのです。
この以布利漁港は大阪・海遊館の研究施設があり、海遊館のジンベイザメもここから送られているのです。

黒潮が日本列島で一番最初にぶつかるこのエリアでは、毎年定置網にジンベイザメが何匹か入ってきます。
そのジンベイを水温が高い間だけ生簀で飼っているのです。
もちろん、最後はちゃんと海に帰しています。

さて、この漁港から小舟に乗り込み、漁港の外に出てすぐの生簀まで移動して、早速ドボン。
わーっ! いきなり目に飛び込んでくる雄大なジンベイ。
6mくらいでしょうか。やっぱりデカイ!
そして2匹もいるじゃないですか!

2匹のジンベイが迎えてくれました。

あまりの興奮に呼吸が上手くできずいったん浮上。
呼吸を整えて再潜行。
ジンベイに近づく。一緒に泳ぐ。もちろんスキューバなのでずっと一緒に。
体に触れてみる。まさに鮫肌。大根持って潜ってみたかった。
背ビレにつかまりスイーッ。
ジンベイが思った以上に上下にしながら泳ぐので、
水深の変化でクタクタになりつつ、あっという間の1時間でした。

触っても怒りません。

例年だと10月下旬までジンベイはいるみたいです。
今回お世話になったのは『マリンショップ シーサークル』の三谷さん。
海から帰ってくるとお酒を飲むことで頭が支配されてしまう典型的な土佐人。
気さくで面倒見の良いおじさんです。

 

マリンショップ シーサークル

〒787-0337 高知県土佐清水市養老303 海の駅“あしずり”内
Tel:0880-83-0092