from 金沢(岩本) – 3 - 『乙女の金沢』展 in 福井。
(2009.04.23)「福井の女子たち、来てくれるだろうか……」。
もちろん自信の品揃えではありつつも、たくさんの方にご協力いただいている身としては、かなりの不安なきもちで始まった『乙女の金沢』展でしたが、ピカピカのよい天気の週末でたくさんの人が来てくださり、ひとまずほっとした初日でありました。
4月18日(土)~5月17日(日)の約1カ月間、福井県あわら市にある金津創作の森にて、以前ご紹介した本『乙女の金沢』に出てくる品々をずらりと並べ、販売しています。お菓子や雑貨、お酒に器などなど、金沢のかわいいものを一堂に集めました。これから来られる方にも、来られない方のためにも、会場のようすをざっとお見せいたしましょう。
ひとつひとつをじっくりとご説明したいところですが、今回は簡単に。またいずれ、それぞれの作家やお店をご紹介したいと思います。
また、ミュージアムでは6月14日まで、北陸三県のクラフト作品を集めた『クラフトデザイン展』を開催中です。そのようすもちらりと。
金津創作の森は、文字どおり森の中にある美術館で、館内はもちろんのこと、広い森の木々のあいだにも、そして池の中にまで、さまざまな作品が展示されています。ピクニックにも昼寝にも、デートにも家族連れにもぴったりの場所(晴れた日であれば……)。とてもきもちがよくて、深呼吸したくなるような場所(花粉症じゃなければ……)。
また、この乙女展の期間中、福井市にある『緑草文庫』 という小さな図書館喫茶では、髙木糀商店の甘酒ミルクを飲むことができます。また、5月の連休の二日間には、『乙女の金沢』にもレシピを提供してくれた金沢出身で東京在住の料理家、大黒谷寿恵(だいこくやひさえ)さんの「乙女定食」もメニューに登場! (注:すでに予約がいっぱいです。ごめんなさい。) 大黒谷さんは『旬がまるごと』という雑誌で「ダイコクヤ食堂」という連載をしていますので、機会があればそちらもご覧ください。
あ、そしてもうひとつ、緑草文庫にお出かけの際は、ぜひあわせて訪ねてほしいお店、a little, good gardenという洋服屋さん。こちらもまた、人の数が少ない地方にあって、じつに志あるコツブでピリリなお店。やっぱりこんなお店があってこその地方都市!
金津創作の森では、5月9日(土)と10日(日)の週末の二日間、『森のアートフェスタ』というクラフトマーケットも開催されます。あわら市は、金沢から、高速に乗れば車で約45分とあんがいご近所。金沢だけじゃなく、福井へもぜひ。