from 北海道(道北) - 2 - スイーツ親方、唸る……。初山別スイーツ。 

(2009.11.06)

大胆にも初山別村は完成したばかりのスイーツを「スイーツ親方」こと芝田山親方のもとへ持ち込みました。
「こんなの、出来上がりましたけど」。

芝田山親方といえば、言わずと知れた第62代横綱大乃国、「男が甘党で何が悪い」の台詞でスイーツ親方として有名なあのお方。
初山別村関係者が緊張して見守る中、親方が最初の一口、パク。
「お、いいね、コレ。うまいわ」
パクパク、パクパク・・・。あっという間に平らげた後、空っぽになった器を見つめながら、
「いいよ〜、コレ。うまいわぁ。ハスカップの酸味がまた絶妙。器もまたオシャレ。売れるよ・・・ごめんね、もうちょっと待ってて」
と、初山別村関係者の後ろで順番待ちしていた新聞社の方々に言うと、色紙に推薦文を書き始めました。

芝田山親方直筆の推薦文。

[1枚目]純の美味しさ/愛する美味しさ/流れる喉ごし/星の数程/食べたくなる味/(サイン)芝田山康
[2枚目]芝田山も/唸る/初山別の名品/流れ星の純愛/(サイン)芝田山康
[3枚目](サイン)大乃国/(サイン)芝田山康

スイーツ親方を唸らせちゃった! しかも、冒頭4行の最初の文字「流」「星」「純」「愛」を使うサービス付き!

そう、北海道は北のはずれの初山別村(しょさんべつむら)は、極上のスイーツを作っちゃったのです。その名も「流れ星の純愛 ハスカップ カタラーナ」。

上にのっているのは流れ星をイメージした星形のゼリー。「星の村」初山別を主張しています。

カタラーナは、スペインのカタルーニャ地方に伝わる、牛乳・生クリーム・卵黄を原材料とした洋菓子です。初山別村の「流れ星の純愛」は、この濃厚でクリーミーな味わいに、村の特産ハスカップソースの爽やかな酸味を加え、絶妙なバランスに仕上げています。もちろん、その製造過程も二度手間、三度手間かけて繊細に仕上げいて、その味ったら、そりゃもう美味なこと・・・。
“冷凍でアイスクリームのように食べてもGood! 半解凍状態で冷え冷えケーキとして食べてもGood! 完全に溶けてからプリンとして食べてもGood!”な、新感覚のスイーツなのです。多分、アイスクリームともケーキともプリントも違う、まったく新しい味と出会えます。

3個入りの箱もあります。1,500円/箱。

ぶっちゃけ、親方のところへいきなりスイーツをぶら下げて行っても会うことすら難しいと思います(忙しい方ですから)。初山別村が推薦文までいただけたのは「大至**プロデュース」だったから。

今年、初山別村は村制施行100年、国技館*もその誕生から100年・・・。
しょさんべつ天文台の星、「白星」「金星」と星を大切にする世界・・・。
角界は縁起を担ぐ世界、初山別村には縁起のいい食材がたくさん。フグ(福)タコ(多幸)ハスカップ(不老不死の妙薬)etc.
この「縁」を大切にしたいなぁと、ハスカップを使ったスイーツ開発を元関取・大至氏にお願いしたのが、すべての始まりというわけです。
なお、ハスカップを使った「流れ星の純愛」は、初山別スイーツの「しょさんべつ1号」。この後、フグやタコを使ったスイーツ2号、3号が続くかどうかは未定(やる気満々ですけど)。

しょさんべつ1号 「流れ星の純愛 ハスカップ カタラーナ」
500円/個 1,500円/箱(3個入)
初山別村内岬センターで好評販売中。
インターネットショップも準備中。お取り寄せまでもう少々お待ちください。

— 小さな村は意外と元気なのです。
— そして、「小さいからできない」ことは何もない、と思っています。

 


*国技館誕生100年
明治42年(1909年)6月、両国の回向院境内に国技館が開館、当時は東洋一と言われたほど大規模な建物だった。以後、100年間に場所は、両国、蔵前、再び両国と変わったが、どの時代においても数多くの名勝負が国技館を舞台に繰り広げられている。

 

**大至
押尾川部屋入門、初土俵84年3月。最高位東前頭3枚目。現役より相撲甚句の第一人者として好評を博す。02年3月引退。親方として押尾川部屋の準年寄りとなり後進の指導にあたるも、相撲界No.1の美声と歌唱力から、02年9月に「大至の甚句革命」でCDデビュー。現在、歌手活動のほか、数多くのテレビ・ラジオに出演。