LOOK JTB×マガジンハウス magazineworld『心ゆく旅・イタリアハイライト12日間』スペシャルサイトより その9 〜フィレンツェの味 パニーニ!〜

(2010.04.02)

イタリアの軽食といえば、パニーニ。日本でパニーニというと、平たいパンをトーストしたタイプの物が思い浮かびますが、こちらでは広くサンドイッチ的な意味で使われているようです。ちょっと見ただけでも、フォカッチャのような平らなパンに具材を挟み込んだものや、ちょっと丸い固めのパンを使ったもの、白パンを使ったものなど、バリエーションはさまざま。というわけで取材班がフィレンツェで遭遇した2件のパニーニをご紹介します。

これで3ユーロ。やっぱりモツは庶民の味方です。

まず向かったのはシニョリーア広場近くの路地にある『I Fratellini』。カウンターだけの小さなお店にはひっきりなしにお客さんが訪れています。全部で29種というメニューの中から希望のものを選び、カウンターのお兄さんに告げると、その場でパニーニを作ってもらえる仕組み。2.5ユーロから3ユーロと手ごろな価格なのに「トリュフ入りペコリーノチーズとルッコラ」「サラミとアーティチョーク」などなど、ゴージャスなフィリングが並びます。こちらのパンはハード目な丸パン。小さめサイズなので、男性ならば軽く2つはいける感じです。地元の人と思しき人から観光客まで、行列ができるのも納得のお味でした。

お次は屋台のパニーニへ。コーディネーターの臼井嬢によると、臓物の煮込みを挟み込んだパニーニはフィレンツェの名物なんだとか。中央市場の前に出ていた屋台はまさにそのモツパニーニ。もちろん私たちも即座にトライすることに。屋台のお兄さんに頼むと、鍋から掬ったまさに「モツ」といった感じのほかほか具材をパンに挟んでくれます。牛の第4胃袋を使っているとのことなので、ギアラをうすく塩茹でしているのだと思われます。こちらのパンもハード目の丸パン。なんだかイタリアではフォカッチャなどの平らなパンよりも、立体的な丸パンのパニーニのほうがメジャーのような気がします。肝心のお味は……「うん、モツだよね」という感じ。けっこうワイルドに「肉」を感じさせる味なので、男性にはウケがよいのではないかと思われます。

革製品が並ぶマーケットの中でぽつんとパニーニを売っていました。

そんなこんなでパニーニ2軒。みなさんもイタリアに行かれた際には、ピザだけじゃなく、いろんなパニーニを試してみてくださいね。

 

I Fratellini

Via dei Cimatori 38r
055・2396096

 

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