from 北海道(道央) – 57 - 北の街でのクリスマス&
ハッピーニューイヤー

(2011.12.22)


 

大震災の傷癒えぬ中でのクリスマス。

気が付けば、クリスマスもすぐ目の前。毎年、時の流れる速さには、驚かされるばかりである。

お陰さまで、今年も今回の記事を加えて15回の記事を書かせていただいた。

そのうち1回は、番号のつかない「東日本大震災」で被災された皆さまへのメッセージであったように、今年は日本国中、いや世界中が「自然の底知れぬ恐ろしさ」を実感した一年であった。

未だにその傷跡が癒えない中で迎えるクリスマス。被災された皆さまにはお見舞いを、また大切なご家族を亡くされた皆さまには、心からのお悔やみの気持ちをこの場をお借りして改めてお伝えしたい。

「小樽ロングクリスマス」開催中。

さて、毎年この時期になると、小樽では「小樽ロングクリスマス」というイベントが行われている。

今回で7回目になるというイベントは、小樽市民には「暖かさ」を伝えてくれ、この時期に観光で小樽に足を運ばれた皆さまにも「ぬくもり」を与えているものと感じる。
 
「小樽ロングクリスマス」では、期間中、様々なイベントが行われている。

毎年、JR小樽駅構内で開催されていた「ガラスアート展示会」は、硝子工芸の街・小樽をクリスマスに因んだ様々な作品によって表現したものであり、小樽駅に立ち寄るたびに「ほっ」とした感じにさせてくれるものであった。

過去形となっているが、今年はたまたまJR小樽駅が改装工事中ということもあり、会場を「小樽運河プラザ」内へと移して12月25日まで行われているからだ。今回掲載している写真は、昨年JR小樽駅内にて展示されていたもので、来年にはきっと、小樽駅で見ることができるはずだ。

なお、「小樽運河プラザ」は、小樽運河沿いにあるので、小樽運河観光の折りにでも立ち寄っていただけると幸いである。

札幌駅は、新しい時代の幕開け。

一方、今年の札幌を振り返ってみると、ちょうど大震災発生直後の3月12日に利用可能となった「札幌駅前地下歩行空間」の存在を取り上げることができる。

寒さが厳しい秋から冬にかけ、寒さ・雨・雪を防いで、札幌駅から大通り、そしてススキノまで歩き抜けることができるよう、地下で結ばれたのだ。これまで、札幌駅から大通りまでの間は、地下ではつながっておらず、短い距離であっても信号のない地下歩道で結ばれると利便性が高まるだろうと期待していた市民は多かったはずだ。
 
オープン直後から、北海道内各市町村の特産品の紹介、販売などにも活用され、道行く人々の好評を博している。また、自分のように運動不足が気になる「メタボ予備軍」の人間にとっては、信号機がない昼休みの散歩コースとしても利用でき、健康増進にも効果的なものを作ってくれたと感謝している。
 
それに時を同じくすべく、札幌駅地下街で、今となっては最も古くなった「PASEO(パセオ)」がリニューアルオープンするなど、札幌駅周辺も新しい時代の幕開け、さらには商売に関しては一層の激戦状態を迎えた様相である。

2012年が希望の一年となりますように。

今年も残すところあと僅か。自分自身は今年の元旦、「足許」を見つめようと誓ったが、勢いよく走り続けてきた2010年までを「客観視」するとともに、来年以降に向けたプランを思いを巡らせた一年でもあった。
 
皆さまにとって、今年はどのような一年であったでしょう。

来年(2012年)が、皆さまにとりまして、「希望の一年」となりますことを心からお祈りし、今年最後の筆を置きたいと思います。

「Merry Christmas!!」、そして「Have a Happy New Year!!」