from ミラノ(Ryoko) – 6 - ミラノ・ファッション・ウィーク その2。

(2010.03.23)
デラクアの新ブランド「N°21」のショールック。

コレクション2日目。この日は夕方、プラダのショーが予定されていたり、既に盛りだくさんのスケジュール。

アルビーノのショーの後は、今回初のレディース・コレクションを発表した「ジュリアーノ・フジワラ」のプレゼンテーションへ。会場となったモンテナポレオーネ地区にあるフラッグシップショップでは、モデルちゃんたちがマネキンのようにスタンバイ。ほんとのマネキンなみに見えるメイクがすごい! そして清楚なモデルちゃんたち☆ ちょっと触ると壊れそうな危険な感じ、アンバランス感がこのブランドっぽい!? フレッシュなコレクション。私のお友達でもあるデザイナーのSくんほか、スタッフはみんな若くてコレからが楽しみ。がんばれ!!

「ジュリアーノ・フジワラ」のプレゼンテーション
本当にマネキンのよう……。
クリエイティブ・ディレクターのマサタカくん。

バッグと靴も同時に発表。ヒールのバランスやバッグの金具のディテールなど随所にこだわりが。

 
そして夜、今回最も気になっていた「N° 21」。「ヌーメロ・ヴェンティウノ」とイタリア語読みする新ブランドは、実はアレッサンドロ・デラクアが自分で立ち上げたブランド。おそらく、今回のミラコレ・ニュース度(話題度)No.1かも。ということもあって、遅い時間のスタート&雨模様の天候にもかかわらず、ショー会場はあっという間に各国の主要プレス、有力バイヤーで埋め尽くされていた。
 

N°21のショールック。シンプルに見るワンピースのバックスタイルは大胆なVゾーン。

 
一緒に仕事をしたことがあり、スタッフとも顔見知りの私は、ちゃっかりバックステージへ潜り込み、インタビューで忙しいデラクアに「チャオ」と挨拶だけして、お洋服&ルックをチェック! できたてのコレクションを間近に見られて至福の瞬間——。コレクションは、今の時勢を反映してか、「デイリーウェアを強く意識した」とデザイナーのコメント通り、タイトなライン、シンプル&ミニマム(今シーズン?というか、ここ最近のトレンドはこっちに向かっている?)。それでもデラクアらしい「センシュアリティ」は健在だった。また彼と一緒に仕事したいなぁと思いつつ、まずはブランドの成功を祈願。

ミラノ2日目がようやく終了。そのままジャーナリストのお友達と近場のリナシェンテ7階でご飯して解散。

「ヌーメロ・ヴェンティウノ」のコレクション、バックステージの様子はこちら。