LOOK JTB×マガジンハウス magazineworld『心ゆく旅・イタリアハイライト12日間』スペシャルサイトより その12 〜ローマのガイド ローマの休日〜

(2010.04.05)

オードリー・ヘップバーン扮する王女とグレゴリー・ペック演じる新聞記者との一日の恋を描いた『ローマの休日』。いみじくもわが母君が「ローマっていったら、スペイン階段のところでしょ?」と仰せられたように、この名画に心ときめかせた元・女子は相当数おります。

世界中の元・女子、そしてその元・女子に引き連れられた男子がローマでまず見てまわるのは、映画のシーンに登場する名所たち。

サンタ・マリア・イン・コスメディアン協会の入り口脇にある「真実の口」には、うそつきの手を噛むという伝説があり、映画の中ではグレゴリー・ペックが手を噛まれたフリをしている場所です。

これがかの有名な「真実の口」。とはいえ、これに似た下水道のフタはローマのあちこちで見られるそう。

ガイドのみどりさんによると、この「真実の口」の正体は、古代の下水道のフタ。海の神・ネプチューン、もしくはポセイドンの顔が彫られているんだとか。『ローマの休日』で取り上げられて以降、写真スポットとなっているため、記念撮影には行列覚悟が当たり前。みどりさんの目測によると、今日は1時間ぐらいの行列ですが、朝10時ごろに行けばほとんど待たずに入れるんだとか。ローマの取材日が1日しかない我々は、もちろん柵越しに鑑賞です。

お次は「トレビの泉」へ。こちらでは、肩越しにコインを1枚投げるとローマを再び訪れることができるという言い伝えのほか、2枚で結婚が成就、3枚で離婚ができるという言い伝えがあるといいます。我ら取材班もめいめい、自分の祈りに応じた枚数を泉に投げ込みました。

「トレビの泉」はもの凄い人だかり。日本の婚活ブームにも乗れそうなスポットです。

ちなみに、広場のすぐ近くにあるアイス屋『TREVI CAFE Srl』には「NAKATA JAPAN」という名のアイスが。どんなキテレツな味かとおもいきや、普通にバニラとチェリーのミックスで、さわやかなお味。
 

「NAKATA JAPAN」は2ユーロ也。
広場の近くにあるコンドッティ通りに出ていた焼栗の屋台。日本の甘栗と比べると素朴な味わい。100g/5ユーロ。

さて、最後はアン王女がアイスを食べながら優雅に降りてきたスペイン階段へ。現在はここでアイスを食べることは禁じられているのですが、ご覧の通り人・人・人。よく渋谷のスクランブルエッグで興奮しながらカメラを回している外国人の姿を見かけますが、それにおとらずもの凄い状態です。しかもスクランブル交差点では人が流れますが、こちらでは、屋根に止まるハトのように階段にびっしりと人々が座り込んでいます。きっと、過日のときめきと共にアン王女の気分にひたっているのでしょう。やはり『ローマの休日』パワーは恐るべし、です。

 

TREVI CAFE Srl

Via del Lavatore 46
(+39)06・6787875‎

 

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