from ハワイ – 3 - パリス・ヒルトン、マウイに登場、ハワイとセレブとパパラッチの関係。

(2009.03.27)

アメリカのセレブにとってハワイは「安近短」で人気のリゾートです。 豪華ホテルかバケーションレンタルハウスを借りて一カ所に腰を落ち着け、ビーチでゆーっくり過ごすのが彼らのリゾートスタイル。リラックスするのが目的で来る彼らには、人の多いオアフ島は落ち着かないのか、ネイバーアイランドを訪れるセレブは最近増える一方。カウアイ、マウイ、ビッグアイランド(ハワイ島)、ラナイ、これらの島にはロスアンジェルスあたりから気軽に飛んで来られます。プライベートジェットを利用するセレブも多いので、駐機するのが大変なオアフの空港は避けられるのかもしれません。

ゆったりラウンドできるラナイ島のコースでゴルフを楽しむ人々。 鳥の鳴き声と人の笑い声が静かなグリーンにあふれる。
ハワイ島コナのバケーションレンタルハウス。マネージャーがミック・ジャガー様から問い合わせがあったと興奮していたけど、泊まったのかなミック様?
ワイレアショッピングセンター内のイタリアンレストラン、ロンギーズはやはりセレブの遭遇率の高いところ、お薦めはサンデーブランチ。

マジック・ジョーダンがシカゴブルズで活躍中だった頃、オフシーズンになると黒地に炎が燃えさかるペイントの プライベートジェット機が、 マウイ、カフルイ空港に駐機されていたものです。 プライベートジェットの中でも群を抜いて大きなものでした。 どうしちゃったのかなあジョーダン、、、離婚して慰謝料どっちゃり払ったから、売っちゃったのかなあ。 最近はすっかり見なくなってしまいました。

 
プライベートジェットかどうかわかりませんが、先週はマウイにパリス・ヒルトンが新恋人と登場、ワイレアではツーショットでお買い物していました。            
セレブは普通どちらかというと人目を避けますが、彼女は違います。群がるパパラチにポーズをとり、“ファン”とハグし、どう見ても“写真撮って〜”と、楽しんでいるようです。にわかファンと見物人ちょっとした群衆を引き連れて、これ以上集まると危険というところまで増えると、店の裏口などを利用してさっと逃走します。プロのパパラッチはそれでも追いますが、見物人はこれで散ってしまいます。

ヒルトングランドワイレアのビーチサイド。ワイキキ、ワイレア、ワイコロア、リフエ、ヒルトン系ホテルは各島にあって、充実のプールで家族連れにはとても人気。
噴水が配されグリーンが多いワイレアショッピングセンターは、小さいけどゆったりしたつくりで、ハイエンドのブティックもある。マウイの中ではセレブの遭遇率が最も高い所。

以前のパリスは人の少ない夜8時頃現れ、フードをかぶりサングラスをかけてかなり妙な格好で買い物をしていました。例の交通違反の禁固刑で出所した後からは、昼間リゾートっぽく着飾ってパパラッチを従え登場するようになりました。もしやこれがパリスの言う“ボランティア活動”?と思うサービスぶり。

年に何度か顔を見せるところを見るとマウイはかなり好きな様子、お泊まりはもちろん、ヒルトングランドワイレア。もっともパパラッチが宿泊客に迷惑をかけるので他のホテルからお断りされているという説もあります。

そのパパラッチですが、多くはセレブと一緒にハリウッドあたりから飛んで来ます。プロのパパラッチはゴシップ雑誌などと契約し、1点の写真で何万、何十万、時に何百万、何千万も稼ぎます。パリスの様な売れっ子セレブにくっついて、ずっと写真を撮っていれば結構な収入になるはずです。お泊まりもセレブと同じホテル、最高級の一眼デジカメを携えアシスタントやガールフレンド付きでやって来るのまでいます。 そういえば、ブリトニーを追いかけているうちに彼氏に昇格、沈没したパパラッチがいましたね。

一度パパラッチと気づかずに「Hello,すごいカメラだね。クジラ撮るの?」と、話しかけたら「What! 」と、思いきり怒鳴られた事があります。見知らぬ人とでも目が合えば挨拶するのがこちらのスタイル、これってかなりひどい返事の仕方です。やはり彼らの眼中にあるのは写真だけ、残念ながらあんまりナイスな人にはお目にかかった事ありません、どう見てもがっついたチンピラみたいにしか見えないのも一杯居ます。

彼らはどの店には裏口があって、どこと繋がっているのか確認するためにセレブが現れそうな店をうろつきます。そんな時同伴したガールフレンドが活躍する訳です。更衣室にでも居ようものならガールフレンドを差し向けて様子を探ります。

高級ブランドにはドアをさっと開け中を一瞥して何も言わないで、わずか20秒ぐらいの間に店員の様子、店内の客、バックドアーをチェックして立ち去ります。そんな時もカメラは手に握って、獲物を追うようなするどい眼で明らかにリラックスしてないその様子は、リゾート地ではかなり異様です。一攫千金を狙う現代のアウトローたちは、どこにでも行きます、何でもします。

では我らがマウイのローカルパパラッチはというと、プロか、アマかが微妙なところ、普段はクジラやウェディングを撮っている彼らも、誰かから噂を聞くとやはり駆けつけて来るのです。「パリスどこに居るか知ってる?」人に聞いて目的のお店に向かいます。彼らは 機材も明らかに見劣りするし、のんびりしているし、人混みに割ってはいれないし、どうもLAのアウトロー達に押しやられ気味です。  

そんなローカルパパラッチが身近に居てびっくりしたことがあります。一度取材を頼んだサーフィンカメラマンで、その時は自分の写真があるサーフィン雑誌の表紙を飾ったと言って喜んでいました。物静かでメローな彼が“オプラ・ウィンフリー(*1)激太り”の写真をもう一人のパパラッチと組みですっぱ抜いて、見事、有名芸能雑誌の表紙を飾ったのです。報奨金は折半したそうですが、そのお金でタイに出かけて悪い歯の治療と矯正(*2)をしたそうです。人それぞれ、おかねの使い道は様々です。

*1 オプラ・ウィンフリー。アメリカTV界きっての人気女性司会者にして俳優、プロデューサー、実業家。大統領選挙にも強い影響力を持ち、アメリカで最も影響力のある女性として有名。

*2 一般庶民の医療費が高いアメリカでは、歯の治療費も同様に高いので治療費の安い東南アジアなど海外で矯正したり歯を治してくる人がいる。

マウイで新しいボーイフレンドとバケーションを楽しむパリスのパパラッチフォトが見たい方は以下のサイトでどうぞ http://www.zimbio.com/.webloc