from ニュージーランド 北島 - 1 - ニュージーランド、マンガファイののんびりライフ。

(2009.06.15)

Kia Ora!
「白く長い雲のたなびく地」、アオテアロアことニュージーランドに住むToddun勝枝と申します。日本で出会った夫にくっついてきて、もう15年になります。しばらくセカンダリースクールで教員をしていましたが、現在はBest Ed Northland Limitedという会社を経営しながら、鉄工所の経理、臨時幼稚園教師、日英翻訳、通訳などなどいろいろな仕事をしているマルチ主婦です。

これからここでニュージーランドについての記事を書かせていただくことになりました。せっかくですので、まずは、私が住んで8年になるMangawhaiからご紹介したいと思います。マオリ語では「マンガファイ」(意味はアカエイ)、英語では”h”を発音しないので「マンガワイ」と呼ばれる北島の北、ノースランドの田舎の町です。オークランドからは車で週末なら片道1時間半〜2時間の太平洋岸沿いにあります。私はそこに住みついた最初の日本人です。

今はなき”Welcome to Mangawhai”の看板。
私の家はこの山のふもとにあります。

「何でこの土地にはマオリがいないんだろう」というのは来た当初からずーっと思っていたことなのですが、このなぞは幼稚園の臨時教師をした時に解けました。一緒にいた先生がマオリのハーフだかクォーターだかで、「この地域にはTapuがあった」と話してくれたんです。Tapuは「一般人立ち入り禁止の場所」です。(本来はそのことを話題にすることすら疎まれるということで、これが「タブー」の語源になったと言われています。)最近、それがなくなったのでマオリも徐々に増えてきましたが、その影響がまだ残っているので白人が多い地域なんだそうです。

郵便屋さんは家まで来てくれません。砂利道です。
子供たちの通学バスの停留所。これまた穴ぼこだらけの欠陥建築!

私が住んでいるところはEcho Valley。Brynderwyn(ブルンデルウィン:スコットランド地方の言葉だそう)の山に囲まれた10エーカー(12,240坪)の夫の両親の土地にちゃっかり居候しています。夫の両親はワイヘケ島にあった家を売り、第二の人生を楽しむためにここに土地を買いました。私たちが住んでいる家はその時に義父が大工の友達に手伝ってもらって3ヶ月以上かけて建てた山小屋です。(あまりもの欠陥住宅なので義父母はその後、自分たちの住む家をプロに建ててもらい、私たちはここにタダで住んでおります。タダよりいいものはないので多少寒いのも雨漏りが激しいのも我慢です。。。)

本当はずーっといるつもりはなかったのですが、夫が公認会計士として独立する時に「だったら私たちは花の出荷準備をする倉庫を作るから、それに事務所もくっつけてしまえばいいじゃない?」という話で「それはいい考えだ」となった次第です。外枠だけプロに頼み、中はキウィらしくDIYですのでこれまた壁にヒビの入った欠陥事務所。今の時期はめちゃくちゃ寒いです。。。

うちの庭です。
夫の事務所に羊のお客様!

こんなところでの〜んびり生活しています。田舎ではなかなかまともな仕事が見つからないなどの難点もいろいろありますが、根が楽観的で人一倍トロい私にはこれがちょうどいい感じなのであります。

これから、現地に住んだ人でなければ分からないような情報も気ままに発信していけたらと思っています。よろしくお願いしますね!!!

Ka kite!