狗飼恭子のロマンティック・オアフ・ストーリー - 14 - プールサイドでのんびり過ごせる
二人のプライベート空間、カバナ。
(2011.07.19)
オヒアレフアに約束を(14/31)
ロイヤル ハワイアンのカバナを予約して、わたしたちは水着姿で寝転がる。パラソルよりも確実に日光を遮るし、プールサイドにいてさえ二人きりのような錯覚を感じられる。
わたしたちは水着姿でビーチチェアに寝転がり、スパークリングワインを飲みながら七並べに興じる。
「トランプなんて、十年ぶりぐらいだな」
彼はそう言いながら、クラブの五を出した。
「わたしも。ねえ、ハートの八止めないでよ」
「なんで俺が止めてると思うの」
「二人でやってるんだから当たり前じゃない」
そんなことを言いながら、わたしたちは笑い合う。水の音が遠くに聞こえて、心がゆったりとする。
ここでは、がむしゃらに楽しもうとしなくたっていい。ゆったりと「居る」だけで、なんだか幸福だ。
彼と強い太陽と吹き抜けるオアフの風があれば、それだけで充分。そんな午後。
わたしたちは水着姿でビーチチェアに寝転がり、スパークリングワインを飲みながら七並べに興じる。
「トランプなんて、十年ぶりぐらいだな」
彼はそう言いながら、クラブの五を出した。
「わたしも。ねえ、ハートの八止めないでよ」
「なんで俺が止めてると思うの」
「二人でやってるんだから当たり前じゃない」
そんなことを言いながら、わたしたちは笑い合う。水の音が遠くに聞こえて、心がゆったりとする。
ここでは、がむしゃらに楽しもうとしなくたっていい。ゆったりと「居る」だけで、なんだか幸福だ。
彼と強い太陽と吹き抜けるオアフの風があれば、それだけで充分。そんな午後。
(恋愛小説家・狗飼恭子)
つづく »
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オアフには楽しみが多く、あれもこれもと予定を入れたくなってしまうけれど、ホテルのプールサイドでのんびり過ごす時間もまた格別! ビーチ沿いに建つホテルのプールは直接ビーチとつながっていることも多いので、気ままに行き来したり、お腹がすけばプールサイドのレストランで食事をしてトロピカルカクテルを飲んだり。気持ちのいい風に吹かれながらビーチチェアに身を預けてくつろぐ時間は、オアフの旅の中でも最高に贅沢なものになるはず。ロイヤル・ハワイアンのプールサイドにはカバナが設置されており、二人だけのプライベート空間で優雅に過ごすことができる。ピンクのスパークリングワインやフレッシュなフルーツを味わいながら、オアフのゆったりとした時間を楽しもう。
■ DATA
ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート内
Tel.(808)923-7311
カバナの利用は有料で一日$225。フルーツの盛り合わせ、トランプ、日焼け止めやフェイシャルのミスト、水のサービスがセットになっている。プールサイドにカバナが設置されているのはロイヤル ハワイアンだけ。またホテルの前のビーチの一部敷地がプライベートなエリアになっており、ホテル宿泊者はビーチチェアを無料で借りることができる。宿泊客は、姉妹ホテルのシェラトン・ワイキキにあるワイキキ最大級のプール「ヘルモア・プレイグラウンド」も利用可能。
■ 関連項目
・過去記事『今こそ、オアフ島!!』
・オアフ観光局
・iPadアプリ「今こそ! オアフ島」
Produce&Photographs: Yuji Komatsu
Special Thanks: Ritsue Honma / O’ahu Visitors Bureau