from ミラノ(Ryoko) – 3 - ミラノのクリスマス・イルミネーション。

(2009.12.29)
ドゥオモ広場の巨大ツリー。昨年から登場したこの高さ40mの巨大ツリーは、イタリア・アルプス地方から運んできた正真正銘の木にデコレーションしたもの。圧巻です!

今年も残り僅かとなってきた今週初め、ミラノは大雪にみまわれ、大混乱に陥りました。20-25cmの積雪で、あたり一面、雪、雪、雪。真っ白で雪山のようでした。気温も氷点下10度まで下がり、ミラノではあり得ない寒さ。12月21日はイタリアでも「冬の始まり」とされる日ですが、まさしく冬が雪とともにやってきました。
 

うちのお向かいの屋根につもった雪。ミラノにしてはただならぬ積雪です。
こちらもうちのお向かいの建物。ベランダの木々も凍えています。
車も雪に埋もれ、かろうじて人が歩く部分だけ確保された道路。
雪化粧のミラノの街角。でも、雪国ではないので道路整備はきわめて一時的ですぐにドロドロびしょびしょ状態。交通がマヒするもの仕方なし?

 
この時期、街にかかせないのが、クリスマス・イルミネーション! 今年はいつもとちょっと趣向が変わり、デザインを一新した美しいイルミネーションがお目見え。特に、スカラ座広場のライトアップが広場を取り囲む建物と一体化していて美しい、と好評です。確かに、とても洗練されたデザインで素敵です。個人的には、もうちょっとポップなモスコバのツリーが気になります。ピンクの球形を組み合わせたキュートな姿に一目惚れしました。

このイルミネーションは、1月6日のエピファニア(イエスの誕生を祝って東方3賢者が訪れてきた日)まで楽しめます。

Felice Anno Nuovo!
 

歴史的建築物、ヴィットーリオ・エマヌエレ2世ガレリアの内部もこんな風にライトアップ。ブルーのドーム型天井にはキラキラ星が散りばめられ、思わず吸い込まれてしまいそう。
ポルタ・ヴェネツィアの歴史的建造物(旧税関)のイルミネーション。ミラノを取り囲む主要ないくつかの門がこのように変身。街をさらに華やかに演出してくれています。
ミラノ随一のショッピングストリート、ヴィットーリオ・エマヌエレ2世通り。なぜか今年はご覧のような巨大オブジェが登場。謎の物体にみんなが不思議な気分になったことは間違いなし!
ミラネーゼの話題をさらったスカラ座広場のイルミネーション。中央のダビンチ像、樹木と広場を取り囲む建物の窓に施したイルミネーションが、シンプルながら建物との見事な調和が大絶賛されています。正面左奥がスカラ座。こちらの外観も、ゴージャスな内観とは打って変わってきわめてシンプルなのです。
樹木に施されたイルミネーション。自然のフォルムを活かした素敵な装飾です。
高級ショッピングストリート、モンテナポレオーネ通りの様子。クリスマスショッピングの人々で賑わい、車も大混雑!
ヴィトンのウィンドウもカラフル。
今年9月にモンテナポレオーネ通りにお目見えしたフィアット500を植木鉢にした街路樹にもイルミネーションが施されました。
モンテナポレオーネ通りと接するアーケードに施された光のシャワー。赤い絨毯がしかれクラシック&エレガントに演出されている。やはり格調高いお店が多い象徴か、、、
モスコバ駅前に登場した光のツリー。ピンクの球形のコンポジションがなんともリズミカルで鮮やか。この地区でひときわ目立ってます。
ブレラ地区の落ちついたイルミネーション。去年くらいから発光ダイオードの青っぽい光が増えつつあります。